Q.社会科で、有名人の顔写真を覚えられるのに名前などの大事なことを忘れてしまいます。
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若くして既に10年以上の世界史指導経験を持つ気鋭の講師。史実に真摯に向き合い、自らの知識と経験を深めるために様々な国へ視察に行くのを趣味としている。世界史の持つ「必然性」と「展開」を重視し、それを図解して捉える授業は、「世界史に興味が持てない」「自分は暗記が苦手かも」と思っている生徒の意識を180度転換させる。
まず人物の写真を覚えられることは素晴らしいです。そこをマイナスに考える必要はありません。それを踏まえて、繰り返しインプットをしていくことが大事だと思います。ここでは具体的な方法を二つ紹介します。一つ目は、資料集の写真を印刷してその裏側にその人の歴史的事項を書くことです。そして二つ目は、スマホやタブレットで写真を撮ってノートアプリなどで派生事項を書くことです。このように、自分なりに工夫して文字情報としても目に触れる回数を増やすことで変わってくるでしょう。
インプットしたらすぐにアウトプット
社会科全般に言えることですが、インプットだけしていてもなかなか頭には残りません。そこで、問題を解くというようなアウトプットをする機会を増やすことが大事です。アウトプットをすることで今自分がどこまでインプットできているのかを把握することがポイントになってきます。問題を解いていくと、この人物についてはこういう事項が聞かれるんだなというところがわかるようになり、経験値を積むことで、点数が伸びてくると思います。
皆さんの中には、100%インプットした後に、アウトプットしたいと思っている人もいるかもしれません。しかし、それではかなり時間や手間がかかってしまいます。そこでおススメするのは、該当範囲の7割から8割程度インプットできたなと思ったら、問題集で演習をすることです。ここでは、「大航海時代」・「宗教改革」などのようにテーマ別で分かれている問題集がいいと思います。この段階でアウトプットをすることで、今自分が覚えているところと覚えていないところが明確になります。これが明確になった後に、もう一度インプットに戻りましょう。覚えているところはさらっと飛ばせて、覚えていないところに時間をかけられるので、インプットにメリハリがつきます。インプットしたら、できるだけすぐにアウトプットしてあげましょう。
音読で五感を刺激しながら覚えよう
何回も覚えようとしているのに、全然覚えられないということもありますよね。特に漢字やカタカナが頭に入ってこない、そんな悩みも多いのではないでしょうか。そこで、音読が有効です。今までの人生で聞き馴染みのある言葉は、漢字やカタカナでも比較的頭に入りやすいと思います。覚えられない単語も、音読することで強制的にでも自分の耳に音を入れて、聞き馴染みのある言葉にしてあげるのです。
覚えたいことを頭の中に残す方法としては、喋りながら書くのが一番良いでしょう。目で見て(視覚)、喋りながら(聴覚)、書く(触覚)というように五感をたくさん刺激すると、頭に残りやすいのです。