Q.受験を理由に部活をやめるべきですか?
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1975年東京工業大学工学部卒業。高校、大学時代は走り幅跳びの選手として活躍。スポーツを通じて生体機能の素晴らしさに興味を持ち、生体解析の研究室があった大阪大学工学部の大学院に進学。77年大阪大学工学部修士課程修了。79年大阪大学医学部助手、生理学教室で体温調節の解析を始める。86-87年ドイツMax-Planck研究所生理臨床研究所客員研究員、88年大阪大学医学部助教授、94年大阪大学医学部保健学科教授。2003年より新たに設置された早稲田大学スポーツ科学部教授に就任。研究課題は「トップアスリートのスキル解析」「運動制御の脳機構」
これからどういう方向に進むか悩んでいる方もたくさんいらっしゃると思います。自分の経験も含めて言うと、自分に向いているものを見つけてからやろうとしていると、自分探しの旅に出てしまい、いつまでも進めません。それより、何がやりたいのかわからなくても、目の前に何かあったらそれを一生懸命やってみてください。
頑張ることが一番力になる
何かを成し遂げようとするときは頑張ることが結局一番力になるということです。最初は少々辛くても、頑張っていると、試合に勝つとか、できなかったことができるようになる経験をし、達成感を感じる瞬間があります。すると、モチベーションが上がり、もう少し頑張ろうと思うようになる。練習したら結果も出るし、その面白さを味わうと、また練習が支えになってくれる。これが好循環です。
勉強はスポーツと違って、やればやっただけ成果は現れてきます。部活動を頑張ることで、勉強に身が入ることもあるでしょう。途中でやめてしまうよりも、最後までやりきることで身につけた自信が、受験勉強にもプラスになるかもしれません。一方では時間は限られています。良く考えてください。