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公開日 : 2024/05/17

Q.学校の定期テストの英語や現代文の長文を読んでいるときに、読みながら違うことを考えてしまい気づいたら目で字を追っているだけになり文章の内容が全く頭に入ってきません。

学校の定期テストの英語や現代文の長文を読んでいるときに、読みながら違うことを考えてしまい気づいたら目で字を追っているだけになり文章の内容が全く頭に入ってきません。 (高2・女性)
文章を読んでいるときの頭の働かせ方が大事

この方が回答してくださいました!

東進ハイスクール現代文講師
こしみずじゅんいち
輿水淳一 先生

「読む」とは「文章を眺めること」ではなく「文章の意味をつかむこと」 であるという考えから生み出された「脱・字面読み」メソッドを伝授。読めると分かる、分かると解けるという真っ当なプロセスで生徒の成績を引き上げる。時に深く、時に楽しく展開される講義は生徒の心を鷲掴みにする。



まずは多くの文章に触れることから 


 文章に集中するには、文章に魅力を感じられるようになることが必要です。そのためには多くの文章に触れるのが良いでしょう。自分が興味を持てる分野の新書や小説を読んでいるうちに、「文章を読むことって意外と面白いな」「これから解く文章にも宝が眠ってるかもしれない文章だから、ちゃんと読んでみようかな」などと文章に少しずつ興味を持てるようになるかもしれません。 



文章を具体化しながら読もう  


 ただ、むやみに多くの文章に触れるのではなく、一つひとつの文章をなるべく具体的に理解することを心掛けましょう。例えば、「〈安全〉と〈安心〉は違う」というテーマの文章であれば、「たしかに、いくら『このバンジージャンプは〈安全〉です』と言われても、『じゃあ〈安心〉だな、飛ぼう!』とはなかなかならないよな」などと、自分と文章を具体化しながら読むことで、文章の内容を自分事として理解することができるはずです。読みながら違うことを考えてしまうということは、脳が暇をしている証拠です。脳が暇にならないように文章を自分の経験や知識と関連付けて具体化しながら読んでいきましょう。 



疑問を抱きながら読もう  


 文章を読む時の頭の働かせ方として、「疑問を持ちながら読む」ことも大切です。漫画に夢中な時は、次の展開はどうなるんだろうと疑問を抱きながら読んでいますよね。だからこそ夢中になれる。同様に、現代文でも筆者の主張に対して「これはどういうことかな」「なぜだろう」と、疑問を抱きながら読んでみましょう。 

 

 東進ブックスの『新・現代文レベル別問題集』は、文章を読んでいる時の現代文講師の頭の働かせ方(脳内活動)を掲載しています。難易度別にレベルが分かれているので、自学自習には最適です。



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