Q.数学の受験勉強を始めるにあたって、何から手を付ければ良いのかわかりません。
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大学受験はもちろん小学生から社会人まで幅広い指導経験を持ち、さまざまな人がつまずくポイントを熟知する受験数学界のストーリーテラー。「なぜ、そう考えると嬉しいのか」「なぜ、その解法に至ったのか」といった数学ができる人の思考法を、物語のようにわかりやすく語りかける。親しみやすい授業で、数学ができるようになること間違いなし!
まずは、自分の目標をしっかり把握しましょう。そのために、志望校の過去問を一度解いてみてください。今の段階ではほとんど解けないかもしれませんが、“この問題をどれくらい解けるようになればいいのか“という目標までの距離を確認してみましょう。
苦手分野にはいち早く取り組もう
自分の目標がわかったら、夏までにインプットの勉強をして、秋からはアウトプットの勉強をしていく、という流れがおすすめです。インプットの期間には、公式などの意味が本当にわかっているのかという確認も含めて、基本的な問題をたくさん解いていきましょう。アウトプットの期間には、志望校の過去問など応用問題を解けるといいですね。
また、もし苦手分野がある場合は、一刻も早く取り組みましょう。なぜかというと、あまり関係がなさそうな分野にも、繋がりがあることが多いからです。例えば、三角関数の問題は、二次関数も理解して使いこなせていないと、なかなか解けるようになりません。ですから、まずは苦手分野を得意にするまでではなくても、最低限解けるようにしたいですね。
勉強方法を工夫してみることも大切
数学では手を動かす勉強ももちろん大事ですが、どうしても時間がかかりますよね。そこで、電車の中では手を動かさずに、頭と目だけを動かして解答を読み込む、といった工夫をしてみることも大切です。数学の一回一回の学習は時間がかかってしまうことが多いです。その中で、このように時間をかけない学習方法を取り入れていくことも必要になってきます。さらに、たくさん問題を解くことも必要ですが、一方で一つの問題を深めていくことも重要です。うまくバランスを取りながら取り組みましょう。