Q.化学で複数の問題を答えるような文章題が出ると処理しきれません。
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東大をはじめとする難関大志望の生徒から、化学が「ワカル」「デキル」ようになると好評。自らの生徒をノーベル賞受賞者にすることを夢に掲げ、基礎の徹底理解から、さらに化学の深部に潜り込む、目から鱗の講義を展開する。原子という極微小な粒子で構成された物質を扱う学問だからこそ、それらが織り成す世界を理解し実感させることを追求し、化学の本質に鋭く迫る。
文章題が解けないときの原因は、読解力や情報処理能力が足りないというよりも、化学の内容理解が浅いことにあるということが多いです。一つ一つの単元の理解度が高い状態であれば、それが組み合わさった複合問題にも、それほど混乱せずに解答できるはずです。まずは基礎をしっかり固めましょう。
目的を確認し、流れを理解しよう
どれほど複雑な問題でも、必ず一個一個の操作には意味があります。まずは問題内で、この実験が何を目的として行われているかを確認し、理解しましょう。そして、目的を考えながら流れを追っていくことで、複合問題にも対処できるようになります。
基礎知識を完璧に!
化学の問題を時間内に解き切るためには、知識を完璧にすることが非常に効果的です。そもそも簡単な問題で悩んでしまう人は、時間の余裕がなくなるために、時間をかけるべき問題に時間を割くことができません。そのため、簡単な問題でも難しい問題でも点数が取れないという悪循環におちいってしまうことになります。
知識の整理・定着がしっかりしていれば、問題に悩む時間が減り、計算問題や時間をかけるべき難問に時間をかけられるようになります。余裕をもって取り組むためには、知識の定着が必須条件なのです。
つまずきを知るためには、とにかく基本問題を解く
では、自分がどの単元でつまずいているのかを知りたい場合、どうしていますか。
いきなり入試問題に取り組んでも、解けない要因が多すぎて有効な対策は取れません。教科書や授業内容を理解したうえで、それが自分の中でアウトプットできているか意識することが大切です。そのため、まずは教科書レベルの簡単な問題集が解けるかどうか確認しましょう。
基本問題をしっかりとこなすことで、自分の理解が足りない単元を一つずつ潰していくことができます。