Q.質の高い睡眠はどうすれば得られますか?
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弘前大学 医学部 医学科卒。 東京慈恵会医科大学医学博士。「時差障害・交代制勤務障害」など本も出版。 米国Rush大学客員教授、米国Stanford大学客員教授の経験もあり、現在は法政大学文学部心理学科教授。専門領域は精神保健学、生理心理学、睡眠科学、時間生物学、精神医学。
この世代は睡眠について悩みを抱えている人が多いです。あなただけの悩みではないのですよ。質の高い睡眠を得るために試してみてほしいこと気を付けることをいくつかご紹介しましょう。
夕方に運動をしよう
体の内部の温度は1度くらいの幅を持っています。夕方になると少し上がり、寝るとき下がっていく。ここの体温の差が大きくなるほどより深い睡眠が得られるんです。そのためには運動をしてみましょう。時間帯は夕方、特に寝る3時間前くらいが良いでしょう。
お風呂につかろう
先ほどと同じ理由でお風呂に入るということも大切です。しっかりと湯船につかって30分くらい、ぬるめのお湯が良いでしょう。あまり熱いお湯につかってしまうと、交感神経の働きを高めてしまって逆効果ですから気を付けましょう。
昼寝のしすぎには気をつけよう
深い睡眠、ノンレム睡眠の時間を増やすことが質の高い睡眠に繋がります。そのためには一定時間起きていることが必要となります。仮眠をしすぎてしまうと、寝る力がガクッと減ってしまうんです。ただ、とても眠い時に眠気を予防する1番の方法はやはり仮眠なのです。長時間の仮眠は夜、ノンレム睡眠が出てこなくなってしまいますから、どうしても眠い時には15分から20分くらいにしておきましょう。