Q.学校や塾の授業中に眠くなってしまいます
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1982年久留米大学医学部卒業、1986年同大学大学院医学研究科生理系専攻博士課程修了。同大学医学部神経精神医学講座の助手、講師、助教授、教授を務め、現在は同大学長を務めながら、日本睡眠学会理事を兼任している。母校の明善高校にて、日本で初めて午睡時間を導入するなど、学生の睡眠研究の第一人者で、著書に「昼寝(午睡)のススメ-15分間の午睡で頭も体もリフレッシュ」(九州大学出版社)、「筆記表現法 安眠日記」(東京)などがある。
昼間に眠気を感じるのであれば、まず夜の睡眠時間が適切であるかどうかを考えなければいけません。個人差がありますが、高校生は7時間以上の睡眠をとることが勧められています。しかし、現在の高校生の平均睡眠時間は6時間に満たない状況にあり、また忙しさのため、7時間以上の睡眠をとれないという学生も多くいます。
2~4時は眠くなってしまう時間
人間には、眠気が来るサイクルがあり、一番眠たくなる時間は夜中の2~4時頃ですが、実は昼間の2~4時頃にも眠気が来ます。なので、お昼ご飯を食べた後に眠気が来るのは、正常な反応なのです。
もちろん、夜の睡眠時間が不足していると、昼間の眠気が強くなります。また、午前中に眠気が襲ってくる場合は明らかな睡眠不足です。午前中に眠気を感じるのであれば、夜の睡眠時間をとるようにしましょう。
しかし、次項で詳しく話しますが、午後に眠気が来る場合は、正しい昼寝を取り入れることで、眠気が改善され、より有意義な午後が過ごせるようになると思います。
昼寝を効率よく使おう
長い昼寝じゃなくて、10分間を目安とした昼寝を取りましょう。先ほどもお話ししたように、午後の2~4時に眠気が来ることは人間にとって通常の反応です。眠気に襲われる前に、短時間の睡眠をとることで予防しましょう。
おすすめの昼寝の仕方は、学校であれば、お昼ご飯を食べた後に机にうつ伏し、10分間寝ることです。休日なども、ベッドで寝るのではなく、机にうつ伏したり、座ったまま、うとうとしたりするようにしましょう。
眠気を感じてから昼寝をしようとすると、長く寝たいと思ってしまい、ベッドなどで20分以上の昼寝になってしまいがちです。20分以上の昼寝をすると、深い睡眠になってしまい、起きたときにより強い眠気を感じたり、夜眠れなくなってしまったりと、逆効果になってしまうこともあります。眠気を感じる前に適切な昼寝を取り入れ、いろんなことに集中して取り組めるよう、頑張ってください。