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公開日 : 2022/02/09

Q.自分は二重人格かもしれなくて、周りから人が離れていきます。止め方を教えて欲しいです。

自分は二重人格かもしれなくて、最近片方の自分が暴走している気がします。例えば、気付いたら赤ペンが二つに折れていたり、目の上が切れていたり、先生に乱暴な言葉を使っていたりして、僕の周りから人が離れていきます。家族には信じてもらえないし、どうすればいいかわかりません。止め方を教えて欲しいです。 (高3男性)
原因となるストレスの解明が必要 第三者に相談してみましょう

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早稲田メンタルクリニック院長
ますだゆうすけ
益田裕介 先生

防衛医大卒。防衛医大病院、自衛隊中央病院、自衛隊仙台病院(復職センター兼務)、埼玉県立精神神経医療センター、薫風会山田病院などを経て、早稲田メンタルクリニック院長。 精神保健指定医、精神科専門医・指導医 2018年4月から早稲田メンタルクリニック開業 2019年12月からYouTube開始 普通の町医者でしたが、現在登録者数15万人 精神科医インフルエンサーとして、精神疾患の偏見を減らす・早期発見早期治療・見ている人の心を癒す、を目標に頑張っています



何が原因かを突き止める


 もう一人の自分に対して記憶がないというのは、解離、ヒステリーと言います。これはストレスがたまった際に人格が分裂して、別人格に辛い体験を押し付けてしまうものです。 その結果、別の自分がいるかのように感じてしまいます。


 これを解決するには元のストレスを解消していかなければならないということです。つまり、あなたが何に悩んでいるのかを明らかにしなければならないということです。 



相談してみよう


 相談先はあります。ストレスを解消するために、原因を探すことが大切ですが、自分自身が分裂してしまっているため何に悩んでいるのかよくわからないことがあります。 一人で解決しようと思わず、第三者に相談することがおすすめです。


 あなたが家族に信じてもらえないということならば、学校の先生、教育委員会、10代の子供の悩みを相談できる窓口である「24時間子供SOSダイヤル」や「18歳以下のみなさんへ❘あなたはひとりじゃない」というサイトなどを利用したりして、相談先を探すのも良いでしょう。



精神科を受診しよう


 また、このような症状をすぐに止めるのは難しいです。医師に相談して、時間をかけて解決策を探していきましょう。


 今回のケースでは心配されていますが、自分が思っているほどひどいことは言っていないというのはよくあります。完璧を目指さずに、「そういうこともある」という風に考えるのも良いです。 


 精神科の治療は、薬物でぱっと治すものでもなく、一緒に悩み事を考えていくものです。相談できる場所を一か所増やすという感覚ですね。特別な場所というイメージというよりは、親、学校の先生、友達という身近な相談場所の中に、医学的な観点や知識を付けた精神科医もいるというイメージでとらえてもらえればと思います。



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