Q.計算スピードが遅く、解答用紙の最後まで辿り着きません…
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エネルギーが溢れる熱く前向きな授業で、多くの生徒から強い信頼を受け、やる気と実力を向上させている。公式や定理の使い方ばかりでなく、成り立ちを徹底的に追究することで、「問題の外見」ではなく、「問題の本質」を見抜く力を付けさせる。合言葉は『やればやるほどのびる!』。考える楽しさを体感し、いつの間にか数学が大好きに、そして得意科目に!
まず、スピードを上げるためにはどの段階でつまずいているのかを分析することが必要です。単純にペンを動かすのが遅くて時間がかかってしまっているのか、計算に取り掛かるまでの判断でいろいろな思考をしてしまっているのか、吟味に吟味を重ねてしまうがゆえに時間がかかっているのか、そもそもの計算スピードが遅いのか、時間を食っている原因はたくさんあるので、まずは原因探しから始めましょう。
自分にあった解決法で得点アップ
ここでは、先述の原因に対しての解決法をいくつかお伝えします。ペンを走らせるのが遅いタイプであれば、日頃の勉強からスピードを意識しなければなりません。吟味に吟味を重ねてしまうタイプであれば、入試という限られた試験時間の中では、吟味や思考を重ねるのもどこかで割り切る必要があります。具体的には、大学によって試験時間と問題数はほとんど変化しないので、大問一つあたりにかける時間に制限を設けてあげると安定した点数が取れるようになるはずです。
これらの方法は、あくまでも大学受験において限られた時間内で高得点をとるための戦略です。吟味を重ねる姿勢も文字を丁寧に書くことも将来必ず役に立つことなので、完全に捨てさったり、ネガティブに考えたりする必要はありませんよ。
計算ミスを防ぐには?
考え方が正しくても計算ミスをしてしまってはもったいないですよね。計算ミスを防ぐために何度も検算をして時間がかかってしまったという経験がある人もいるかもしれません。計算ミスは「単純なミスだからいいや」と流してしまいがちですが、得点アップのためにはなるべく少なくしたいものです。計算ミスをなるべく減らす方法としては、ミスをノートにまとめていくことをお勧めします。2週間、1ヶ月と自分のミスを蓄積することで自分がよくやるミスの傾向がわかってくるはずです。自分のミスの傾向がわかってくると、計算をするときに注意することができるので、点数も自ずと上がってくるでしょう。