Q.数学で苦手単元を克服することと得意単元をさらに伸ばすのとではどちらがいいでしょうか。
この方が回答してくださいました!
エネルギーが溢れる熱く前向きな授業で、多くの生徒から強い信頼を受け、やる気と実力を向上させている。公式や定理の使い方ばかりでなく、成り立ちを徹底的に追究することで、「問題の外見」ではなく、「問題の本質」を見抜く力を付けさせる。合言葉は『やればやるほどのびる!』。考える楽しさを体感し、いつの間にか数学が大好きに、そして得意科目に!
この受験生の気持ちは痛いほど分かりますね。ただ、苦手克服というのはすごく重要で、80点取れる科目を90点にするプラス10点よりも30点しか取れない科目を50点に上げるプラス20点の方が容易であると言われています。そのため、受験生のうちは合計点で争われるということを考えると弱点克服に時間を割いた方がよいです。
苦手を得意だと言い聞かせよう
海外の実験で、数学が苦手な人は「今から数学やるよ」と言われたときに頭を叩かれたときと同様の頭痛を訴えたという結果が得られました。当然、そのような状態では集中もできないし成果も出ませんよね。苦手というのは気持ちの問題なので、例えば確率が苦手なのであれば、「確率やりたくないな」と思いながらやるのではなく「私確率大好きだな」「確率楽しいな」などとポジティブなことを声に出しながらやるようにしましょう。そのように自分に言い聞かせて、成果を出すための精神的な工夫をすることも受験生には大切です。
道具を使いこなせる世界をイメージしてみよう
僕も昔英語が苦手で、「どうせ将来は翻訳機を通して会話ができるようになるんだから、英語なんて何のためにやるんだ」くらいに思っていたんですよ。でも、高校生のときにたまたま海外に行く機会があって、そこで同世代の子たちと喋っていくうちに「この子たちともっと上手く会話して仲良くなりたいな」とか「翻訳機通すよりも実際に喋った方が楽しいな」とかって思うようになったんです。僕にとってその経験が英語を好きになるきっかけになったので、何か苦手なものがあるときはそれが使える世界線をイメージしたり、実地でそれを体験したりすれば、多少の苦痛も乗り越えられるようになると思います。