大学受験(大学入試)対策の塾・予備校なら東進

東進ドットコムトップページ > センター試験解答速報2020 > 地学学習アドバイス
トップヘ戻る。 センター速報 学習アドバイス

◇「地学」の特徴を知ろう
来年から大学入学共通テストが始まりますが、その対策と学習を始める前に、「地学」がどのようなものか、まずは今回のセンター試験「地学」に挑戦してみましょう。「地学基礎」についても同様に挑戦してみて、「地学」と「地学基礎」の違いを確認しておきましょう。「地学基礎」は学習したけれど「地学」の学習はこれからという人も多いでしょうが、まずは「地学」がどのような内容のものか、「地学基礎」とどう違うか、体験しておきましょう。
センター試験と同様に共通テストの出題範囲は教科書に限られています。共通テストで高得点を得るためには、「教科書」→「問題演習」→「教科書」という流れの学習方法を徹底して、教科書を徹底理解することが大切です。共通テストの試行調査では基礎事項の正確な理解と応用力、総合力が問われる出題になっています。まず、教科書の通読から始めましょう。すでに授業を受けている場合も、あらためて教科書を通読しましょう。はじめは、理解しようとか暗記しようとか考えずに、地学の内容、全体像を概観・把握することが大事です。地学は地球物理、プレートテクトニクス、岩石・鉱物、地質・地史、気象、天文、自然環境と範囲が多岐にわたっています。これらについてどんなことを学ぶのか、どのような図表やグラフがあるのか、大体のイメージを最初に作っておくことがその後の学習に役立ちます。
 
◇教科書の徹底学習を
 教科書を通読したら、今度はできるだけ丁寧に教科書を読んでいきます。このときに大事なことは暗記することでなく、地学の各分野それぞれの論理の展開を把握することです。どのような観測や観察、実験が行われて、そこからどのような考察が導かれているのか、また、どのような物理法則や化学の知識が用いられているのか、を理解しましょう。そのために、図・表・グラフを正確に読む力をつけていきましょう。図やグラフを正確に読むためにはそれらを自分でノートに書いてみることが大切です。書いてみると、見ているだけでは分からなかったポイントが見えてくるはずです。地学は暗記科目だと言われることがありますが、それは大変な誤解です。共通テストで問われるのは論理的な思考力、資料を正確に読む力、総合的な理解力です。

◇模試を活用しよう
 早くから共通テストに対応した模試を多く受けることが学習を進めるうえで重要になります。2ヵ月ごとに実施される東進の共通テスト本番レベル模試は年6回で地学の出題範囲をすべてカバーしていますから、学習の進み方と学習の不足点を点検できるとてもよい機会になります。2月からの受験にぜひチャレンジしてみてください。

 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

各分野について基礎的な知識をもとに思考力を問う設問が多かった。第1問の地球物理分野は中問2、小問8問で変わらず。第2問の地質・岩石分野が8問から5問に減少した。第3問の気象分野が中問2、小問5から中問3、小問8に増加した。第4問の天文分野の小問数が8から5に減少した。

第2問の地質図学の問題は必答問題で標準的。計算問題は3問に減少した。選択問題は第5問が地球の歴史と火成岩の化学組成、第6問が地球の運動と太陽系、銀河、宇宙でともに標準的出題であった。



出題分野、大問数と大問の分野は昨年、一昨年と同じであった。

基本的事項の知識をもとに考察させる問題が多くなり、来年からの共通テストの傾向をうかがわせるものが見られる。教科書の基本事項を丹念に学習することと標準レベルの問題を多く演習することに加えて分野総合的な学習が求められる出題であった。

第1問は地球物理とプレートについての出題であった(計算2問)。
第2問は変成作用と地質図、第3問は大気と海洋についての基本的な出題であった。
第4問はHR図と恒星の進化についての総合的知識を問う出題と銀河系と銀河についての基本的出題(計算1問)。
第5問(選択)は地球の歴史と火成岩の化学組成についての基本的な理解を問う出題。
第6問(選択)は地球の運動、太陽系、宇宙、銀河についての総合的な理解を問う出題。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 地球 8 8 27
第2問 岩石と地質 5 5 17
第3問 大気と海洋 8 8 27
第4問 恒星と星団 5 5 17
第5問 1問 選択 地球の活動と歴史 4 4 12
第6問 宇宙 4 4 12
2019 第1問 地球 5 5 17
第2問 地質と岩石 8 8 27
第3問 大気と海洋 5 5 17
第4問 宇宙 8 8 27
第5問 1問 選択 地球 4 4 12
第6問 水の循環と海洋 4 4 12
2018 第1問 地球 8 8 27
第2問 岩石、鉱物と物質 5 5 17
第3問 大気と海洋 8 8 27
第4問 宇宙 5 5 17
第5問 1問 選択 地質と岩石 4 4 12
第6問 宇宙 4 4 12
2017 第1問 地球 7 7 24
第2問 地球の歴史と地層および岩石 6 6 20
第3問 大気と海洋 5 5 17
第4問 宇宙 8 8 27
第5問 1問選択 リソスフェアと磁気圏 4 4 12
第6問 大気と海洋 4 4 12
2016 第1問 地球の内部構造 8 8 27
第2問 地質と岩石 5 5 17
第3問 大気と海洋 8 8 27
第4問 地球と恒星 5 5 17
第5問 1問選択 地球の大気と鉱物 4 4 12
第6問 宇宙膨張 4 4 12

過去の平均点の推移

2020 2019 2018 2017 2016
40.34点 46.34点 48.58点 53.77点 38.64点

◇大学入学共通テスト
来年から大学入学共通テストが始まりますが、試行調査を見る限り、センター試験と大きく変わることはないようです。そこで、まずは今回のセンター試験「地学」についてその出題形式と内容を確認しましょう。「地学」の学習はこれからという人がほとんどでしょうが、まずはセンター試験「地学」がどのようなものか理解しておくことです。今回のセンター試験について、大問数と各大問の分野、小問数、出題形式、選択肢の数など、その形式をチェックしましょう。また、すでに「地学基礎」を学習している人は今回の問題に挑戦してみましょう。

◇教科書の徹底理解を
 センター試験と同様に、共通テストの出題範囲は教科書の範囲に限られています。ですから、教科書の徹底理解が高得点の鍵です。教科書の徹底理解には「教科書」→「問題演習」→「教科書」という流れの学習を徹底することです。そのために、まず「地学基礎」の教科書の通読から始めましょう。通読することで地学学習の全体像を把握することが大事なのです。「地学基礎」の教科書には「発展」や「参考」のページが多くあります。これはどれも「地学基礎」の範囲外ですが「地学」で扱う大事な内容ですのできちんと読むようにしてください。
地学は地球物理、プレートテクトニクス、岩石・鉱物、地質・地史、気象・海洋、天文と分野が多岐にわたっていて、それぞれの分野ごとに探究する方法や論理があります。それぞれの分野でどのような観察や観測が行われるか、観察や観測からどのようなことが導かれるか、「地学基礎」の教科書の図とグラフをしっかり確認し、「探究活動」・「実験・観察」を丁寧に読んでそれらを把握するようにしてください。

◇これからの学習について
 地学は暗記科目だと言われることがありますが、それは大変な誤解です。大学入学共通テストで問われるのは論理的な思考力・判断力と資料を正確に読む力、総合的な理解力です。高得点を得るためには暗記に頼らない学習を心がけて下さい。
 学習を効果あるものにするために大学入学共通テストに対応した模試に早くからチャレンジしてみましょう。早くから模試を受けていくことは教科書の理解をより深めることに役立ちます。結果に一喜一憂することなく、模試を受けたら解説をしっかり読み、教科書に戻ってその内容を確認していきましょう。2ヵ月ごとに行われる東進の共通テスト本番レベル模試はそのための良い機会になります。まだ早いと思わないで積極的にチャレンジしてみましょう。

 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

各分野について基礎的な知識をもとに思考力を問う設問が多かった。第1問の地球物理分野は中問2、小問8問で変わらず。第2問の地質・岩石分野が8問から5問に減少した。第3問の気象分野が中問2、小問5から中問3、小問8に増加した。第4問の天文分野の小問数が8から5に減少した。

第2問の地質図学の問題は必答問題で標準的。計算問題は3問に減少した。選択問題は第5問が地球の歴史と火成岩の化学組成、第6問が地球の運動と太陽系、銀河、宇宙でともに標準的出題であった。



出題分野、大問数と大問の分野は昨年、一昨年と同じであった。

基本的事項の知識をもとに考察させる問題が多くなり、来年からの共通テストの傾向をうかがわせるものが見られる。教科書の基本事項を丹念に学習することと標準レベルの問題を多く演習することに加えて分野総合的な学習が求められる出題であった。

第1問は地球物理とプレートについての出題であった(計算2問)。
第2問は変成作用と地質図、第3問は大気と海洋についての基本的な出題であった。
第4問はHR図と恒星の進化についての総合的知識を問う出題と銀河系と銀河についての基本的出題(計算1問)。
第5問(選択)は地球の歴史と火成岩の化学組成についての基本的な理解を問う出題。
第6問(選択)は地球の運動、太陽系、宇宙、銀河についての総合的な理解を問う出題。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 地球 8 8 27
第2問 岩石と地質 5 5 17
第3問 大気と海洋 8 8 27
第4問 恒星と星団 5 5 17
第5問 1問 選択 地球の活動と歴史 4 4 12
第6問 宇宙 4 4 12
2019 第1問 地球 5 5 17
第2問 地質と岩石 8 8 27
第3問 大気と海洋 5 5 17
第4問 宇宙 8 8 27
第5問 1問 選択 地球 4 4 12
第6問 水の循環と海洋 4 4 12
2018 第1問 地球 8 8 27
第2問 岩石、鉱物と物質 5 5 17
第3問 大気と海洋 8 8 27
第4問 宇宙 5 5 17
第5問 1問 選択 地質と岩石 4 4 12
第6問 宇宙 4 4 12
2017 第1問 地球 7 7 24
第2問 地球の歴史と地層および岩石 6 6 20
第3問 大気と海洋 5 5 17
第4問 宇宙 8 8 27
第5問 1問選択 リソスフェアと磁気圏 4 4 12
第6問 大気と海洋 4 4 12
2016 第1問 地球の内部構造 8 8 27
第2問 地質と岩石 5 5 17
第3問 大気と海洋 8 8 27
第4問 地球と恒星 5 5 17
第5問 1問選択 地球の大気と鉱物 4 4 12
第6問 宇宙膨張 4 4 12

過去の平均点の推移

2020 2019 2018 2017 2016
40.34点 46.34点 48.58点 53.77点 38.64点

SNSでシェアしよう!

Instagramでこのサイトを紹介する tiktokでこのサイトを紹介する