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公開日 : 2017/11/08

Q.周りに馴染めない

クラスのみんなが騒いでいるなか、自分だけどこか冷めた目で見てしまい、輪の中に入れません。自分もまざれる方法を知りたいです。 (高2女子)
自分を押し殺す必要はない! なぜなら...

この方が回答してくださいました!

金沢大学 人間社会研究域人間科学系 教授
おかだ つとむ
岡田 努 先生

1991年東京都立大学人文科学研究科博士過程終了。新潟大学教育学部助教授、立教大学文学部学校社会教育講座助教授を経て、現在金沢大学人間社会研究域人間科学系教授。教育心理学、社会心理学を専門とし、主に青年期の自己概念と対人関係の発達について研究を行う。

 


自分自身に目が向きやすい年ごろ


 高校生の君たちは、自分自身に目が向きやすくなる年頃です。その視線は、自分が何をどう感じているかといった自身の内面に向かう方向と、他人からどう思われるか、他人の目に自分がどう映るかといった自分を外側から眺める方向の二つがあります。


 騒いでいるクラスメイトたちを冷めた目で見てしまう「自分」は、おそらく自分自身の感じ方や在り方を大切にしたいという方向性から生まれてくるものでしょう。一方で、輪の中に入らなければならないと思う「自分」は、みんなから変に思われたくない、受け入れてもらいたいと思う方向性から生まれてくるものかもしれません。どちらの自分も、今のあなたの本当の姿には違いありません。だとしたら、無理にどちらかの自分を押し殺す必要もないでしょう。



人の感情は変化し続ける

 

 人の感情は、常に一定ということはなく、その時々で変化しているものです。冷めた目で他人と少し距離を置いている瞬間もあれば、みんなの輪の中に入りやすい瞬間もあるでしょう。それはあなただけでなく、他の人たちも同じことなのです。入りやすい時がくれば、その時には「どうしたらよいか」などと考える間もなく、自然と入り込んでいるでしょう。



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