Q.親に怒られて自分に自信が持てずカウンセリングを受けても変わらない
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臨床心理士、日本家族と子どもセラピスト学会認定セラピスト。明治学院大学経済学部卒業、カリフォルニア臨床心理大学院臨床心理学研究科 臨床心理学専攻修士課程修了(M.A. in Clinical Psychology) 1963年秋田県生、茅ヶ崎在住。山小屋管理人、広告企画会社を経て独立。1993年(有)ジャパンマーケティング設立。マーケティングコンサルタントとして16年間多くの顧問先を支援する。重度の喘息、日本型アトピーで死の淵を彷徨い、1999年アメリカの医療に出会い奇跡的な完治を遂げる。AC(アダルト・チルドレン)として複雑性PTSDに直面する。2006年より臨床心理学を学び自身の回復を生かしてAC、生きづらさに苦しむ家族や子ども、夫婦、経営者らをサポートしている。 2010年に家族とACカウンセリング研究室開業。
カウンセラーといっしょに気持ちを分かち合うことが大事
あなたが何も感じないようになってきたということは、一回や二回じゃなくてとても長い間そういう嫌なことを言われたり怒られたりしているのかもしれません。長い間嫌なことを言われたり怒られたりすることはつらいことです。だから今は何も感じなくなったというのは無理もないことだと思います。何も感じなくなるということはちゃんと身体反応の防衛が働いていて、それ以上感じるととてもつらいから心身を守っているのかもしれませんね。
そして、そのカウンセラーに今のお気持ちを話してみましょう。一つ目は受ける前とそんなに変わらないということ、二つ目は感情がなくなったみたいだということ、三つ目は自分に自信が持てないままでいるということ。この三つのお気持ちをカウンセラーといっしょに分かち合うことをおすすめします。カウンセラーになかなか言えないこともあるかもしれないけれど、次回のカウンセリングでカウンセラーに「私はいまこう言う気持ちです。」って話してみましょう。もしも言いにくかったらメモに書いて話してみることも良いです。いまのあなたにとってこの三つのことはとても大切なことだから、ここをスルーしないでカウンセラーといっしょに分かち合うことが大切なんです。そしてそのカウンセラーの先生とどうしたらいいか一緒に話し合ってみてください。この過程がすごく大事ですよ。