Q.高校生になってから一週間が経ち、周りはもうグループができているのですが、僕はいまだに友達ができていません。
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カウンセリング・オフィス藤沢 主宰 臨床心理士、公認心理士 (安田女子大学・広島大学の非常勤講師、広島市スクール・カウンセラーなどを務める) 広島大学大学院修士課程を修了後、広島市の児童心理治療施設や精神保健センターで心理療法士として勤務後、安田女子大学心理学部教授を務めたあと、現在のカウンセリング・オフィス藤沢を開設、主にカップルを対象にしたカウンセリングや個人のカウンセリングを行っている。専門は精神分析学、所属学会は日本心理臨床学会、日本精神分析学会など。著書としては、共著で「精神分析的心理療法の手引き」、「心理臨床家の手引き」(いずれも誠信書房)などがある。
焦らずゆっくりと
相手の話をよく聞いて話を膨らませよう
まずは相手の話をよく聞いてみましょう。ここで、ただ頷くだけでもいいので相手の意見に同調すると、距離は縮まりやすいです。そして相手の話に対して質問をしてみましょう。共通の話題が見つかって話が弾むかもしれません。質問するのはハードルが高いという場合は、会話中に気づいたことや思いついたことをとりあえず言ってみるのもおすすめです。そのような意識を持っているだけでも話が膨らむでしょう。また、一緒に食事をするなど行動を共にする時間を増やしてみると、会話のネタが生まれ話しやすくなります。
自分の守備範囲を広げておこう
人との会話を得意にするための方法には、自分の中であらかじめ準備できることもあります。例えば、普段から好奇心を持って、自分の興味の範囲外の様々な分野にも積極的に触れてみることです。自分の中で話題の守備範囲が広がれば、相手の興味に合わせて話を盛り上げることができ、より多くの人と会話が楽しめるようになります。