Q.友人に対して不信感しか湧かないときがあります。
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カウンセリング・オフィス藤沢 主宰 臨床心理士、公認心理士 (安田女子大学・広島大学の非常勤講師、広島市スクール・カウンセラーなどを務める) 広島大学大学院修士課程を修了後、広島市の児童心理治療施設や精神保健センターで心理療法士として勤務後、安田女子大学心理学部教授を務めたあと、現在のカウンセリング・オフィス藤沢を開設、主にカップルを対象にしたカウンセリングや個人のカウンセリングを行っている。専門は精神分析学、所属学会は日本心理臨床学会、日本精神分析学会など。著書としては、共著で「精神分析的心理療法の手引き」、「心理臨床家の手引き」(いずれも誠信書房)などがある。
自分を信用できていないのかもしれません
友人を信用できないというのは、おそらく自分自身を信用していないことからきているのでしょう。また、自分自身を信用できないというのは、自己肯定感の低さや、親切な行動を自然にできる友人に対するやきもちからきているのかもしれません。自己肯定感が低く、自信がないがゆえに親切な行動をすることのできる友人に対してやきもちを妬いてしまい「偽善者だろう」という屈折した考え方を持ってしまっている可能性があります。まずは、この原因を知ることが大切です。
自己肯定感を高めよう
そして、自分自身を信用できるように自己肯定感を高められると良いです。ただしこれは何か自分で行動すれば高まるというものではなく、他者からの働きかけが必要になってくるものです。つまり、普段から他人に褒められる経験を積むことが大切だと思います。
確実なものを求めすぎているかも
自分を信用できないということの原因には、確実なものを求めすぎてしまう性格や正義感の強さがあるのかもしれません。そのような場合、何事も深く考えすぎてしまっている可能性が高いので、柔軟性や悪いことも受け止めるという姿勢が大事になってきます。多少の悪いことには目を瞑るということも、ときには必要かもしれません。