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公開日 : 2026/04/03

Q.両親の喧嘩がひどく、その後に母が私へ愚痴をこぼしてきます。喧嘩の最中は避難していますが、愚痴は逃げ場がなく、とてもつらいです。どう対処すれば良いのでしょうか。

両親の喧嘩がひどく、その後に母が私へ愚痴をこぼしてきます。喧嘩の最中は避難していますが、愚痴は逃げ場がなく、とてもつらいです。どう対処すれば良いのでしょうか。 (高1・女性)
自分を守ることを最優先に、心の境界線を引こう

この方が回答してくださいました!

NPO法人若者メンタルサポート協会理事長 若者心理アドバイザー、人生変革コンサルタント
こすぎさおり
小杉沙織 先生

日本で初めてLINEを用いた若者向け相談支援を本格的に実施した第一人者として、これまで述べ4万人を超えるの若者の声に向き合ってきた。ブログやSNSを通じて、心が楽になる視点やメッセージを発信しながら、虐待、複雑な家庭環境、生きづらさを抱える若者の実情を社会に伝え続けている。最盛期には月4万通を超える相談が寄せられ、現場に根差した知見と実践力に定評がある。若者支援の現場経験をもとに、子ども・若者の心理や行動特性をわかりやすく伝える専門家として、全国での講演、執筆、メディア出演など幅広く活動。また、少年院を出た少女を養子縁組し自立まで支えた実体験と、長年の相談実績をベースに、若者タイプ別対応法「沙織メソッド」を体系化。教育関係者・支援者・保護者向けの講演やカウンセラー養成講座でも高い評価を得ている。著書に「あなたは何も悪くない」(サンマーク出版)がある。



言葉をそのまま返す「フィードバック」で、心を守りながら受け流そう


 お母さんの機嫌を損ねたくないけれど、深く関わると自分もしんどくなってしまいますよね。そんなときは、お母さんが言った言葉をそのまま返す「フィードバック」という方法を試してみてください。例えば「職場でこんなことがあって辛かったんだよ」と言われたら、「辛かったんだね」と、相手の言葉をそのまま返します。ここでのポイントは、「相手の言葉を言い換えない」ことです。「辛い」を「悲しい」と言い変えてしまうと、「別に悲しいわけじゃない」と反発を招いてしまうかもしれません。相手の言葉をそのまま返すことで、相手は「ちゃんと聞いてもらえている」と感じやすくなると思います。勝手に自分の意見や判断を入れず、言葉を鏡のように返すだけで、深く関わらずに距離を保つことができるでしょう。



「聞かないこと=拒絶」ではない。自分を最優先にする考え方


 お母さんの話を聞けないことに、罪悪感を感じる必要はありません。一番大切なのは、「自分を守ることを最優先にしていい」という考えを、自分に言い聞かせることです。たとえ「今日はしんどいから聞けない」と伝えたとしても、それは決して相手を拒絶していることにはなりません。自分を大切にすることは、わがままでも冷たい行動でもありません。むしろ、自分が元気でいなければ、誰かを支えたり助けたりする力は生まれないものです。もしお母さんの機嫌が悪くなったとしても、その感情を選んでいるのはお母さん自身です。「自分のせいじゃない」と感情を切り離し、あなたは自分の心を守るという、正しくて大切な行動をしているのだと覚えておいてください。



限界を丁寧に伝えることで、将来の自分を守ろう


 親の愚痴を聞き続けることが当たり前になると、大人になってから「人に甘えられない」「何かの力にならないと愛されない」といった影響が出てしまうことがあります。 人は本来、親に無条件の愛情を注がれることで、心にある「ドーナツの穴」のような隙間がふっくらと埋まっていくものです。しかし、「相談に乗らないと愛されない」といった条件付きの愛しか感じられないと、その穴はふさがらず、大人になってから他者の承認を強く求め続ける「ブラックホール」のような状態になってしまうことがあります。 だからこそ、「お母さんの気持ちは分かっているし受け止めたいけど、今はちょっと休ませてほしい」と、自分の限界を伝える練習をしてみてください。相手を否定するのではなく、自分の状況を丁寧に伝えるだけ。今ここで境界線を引くことは、自己肯定感を守り、将来のあなた自身を助けることにつながります。



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