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公開日 : 2026/03/20

Q.文化祭といったクラスの行事で出し物を決める際、みんなが出す案をつまらなく感じ、盛り上がっている雰囲気の中で1人だけ冷めてしまいます。

文化祭といったクラスの行事で出し物を決める際、みんなが出す案をつまらなく感じ、盛り上がっている雰囲気の中で1人だけ冷めてしまいます。どのような気持ちの持ち方をすれば、周りと同じように楽しめるのでしょうか。 (高2・男性)
冷めてしまう自分を受け入れ、自分なりの参加の仕方を考えてみよう

この方が回答してくださいました!

愛知教育大学 学校教育講座 教授
いがらしてつや
五十嵐哲也 先生

筑波大学大学院博士課程教育学研究科修了。博士(教育学)。臨床心理士、公認心理師、学校心理士。専門は学校心理学、臨床心理学。公立学校のスクールカウンセラーをしながら、特に不登校の予防に関する研究を行っている。



葛藤が生まれる気持ちを大事にしよう


 クラスメイトが盛り上がっているのに、自分だけはそんな気分になれない時、「こんなつまらないことに熱中するなんておかしいんじゃないか」と思ってしまう反面、「自分も同じように楽しめたらいいのにな」と感じてしまいますよね。これは、「周りの人と同じ行動を取りたい」気持ちと、「自分らしくありたい」気持ちの双方を持っている状態です。周りの人と同じでないと不安に思うのに、まったく一緒なのは嫌だと感じるのは、高校生の心の状態でよく生じることだと言われます。そうした葛藤を経験することが、確固たる自分を築いていくプロセスには必要なことなのです。



周りとのギャップを感じてしまうのはなぜ?


 周りの人に気を遣いすぎて、自分をうまく出し切れないなど、周りの人との違いに注目しすぎてしまう時もありますよね。「他の人の役に立ちたい」という気持ちが強いと、自分の行動が周りにどう思われるのかが気になり、結果的にうまく行動できなくなってしまいます。そうすると、「みんなが今やっていることには価値がない」と思い込み、うまく行動できない自分を正当化してしまうのです。



周りの人とほどよく付き合っていくために


 学校生活において、行事なども含めた集団での活動は重要なものです。そうした活動の際、周りの人ではなく、自分に価値基準を置くように考えてみましょう。この活動において、「自分にはどんな役割ができるのか」、「その役割をすることで自分にはどんな学びが得られるのか」を考える ことで、自分らしい充実した感覚が得られますよ。同時に、そんなあなたを見ている周りの人も、 自然とあなたのよい面を評価してくれるようになっていくはずです。



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