Q.先生から叱られて辛いです。
この方が回答してくださいました!
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所薬物依存研究部 部長。佐賀医科大学医学部卒業。医学博士。研究分野はアルコール・薬物依存症の治療法の開発、自傷・自殺予防に関する研究。精神科医。
まず、人にこのような相談をすることは大変勇気のいることだと思います。よく悩みを打ち明けてくれましたね。あなたの行動力は素晴らしいです。 あなたは決して悪くありません。その先生が間違っています。たとえどんな事情があろうと、その先生の言葉遣いは正しいものではありません。そもそも理解の早さは人によって違います。例えば、研究者は理解が遅く、考え込んでしまう人が多いです。しかし、その考え込む時間が大事なのです。理解が遅いことは恥ずかしいことではありません。
心の訓練をしましょう
先生の罵倒を鵜呑みにしない訓練をしてみましょう。
まず、頭の中で「脳」と「聴覚」の配線を思い描いてください。そして、嫌なことを言われたら「聴覚」のコンセントを外すという訓練を日ごろからしてみましょう。学校に行く途中や夜寝る前に練習しておくとよいでしょう。
次に、その場で、または授業後に外へ出てゆっくり深呼吸をしてみてください。「鼻からゆっくり息を吸って、その三倍の時間をかけて息を吐く」ということを十回繰り返しましょう。特に「吐く」ことに意識を集中して下さい。深呼吸をすることで自分の身体に意識が集中し、つらい感情と距離をとることができます。その際に必ず「私は何も悪くない、先生が間違っている」と強く念じましょう。
始めのうちは難しいかもしれませんが、まずは心の穏やかなときに練習してみてください。それでも思いがおさまらないときは、ストレス解消グッズなどを使い、発散させるのも良い方法ですよ。
何度でも念じてください
怒りは悪い感情ではありません。自分の尊厳を損ねられて怒ることは正当であり、怒っているあなたは悪くありません。薬を飲みたくなるなどの反応は、あなたに起きている異常事態に対する正常な反応です。
自分が悪いと感じているのだと思いますが、「私は何も悪くない、先生が間違っている」と何度でも念じてください。「私は正しい」と自分自身に言い聞かせてあげましょう。