学校に行くのが本当に面倒くさいです。学校に行くのが楽しいと思える作戦を考えてほしいです。 (高3女子)
楽しそうな人の真似をしてみると自然と楽しくなる
  
跡見学園女子大学 心理学部 臨床心理学科 准教授
おぐり たかひろ
小栗 貴弘
先生

立教大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程前期課程修了。その後、戸田市立教育セン ター教育心理専門員、目白大学人間学部助教、作新学院大学女子短期大学部専任講師、同 准教授等を経て、2019年より現職。学校臨床心理学、コミュニティ心理学、特別支援教育 を専門とし、主に高校中退予防、不登校予防、学校コンサルテーションなどの学校臨床領 域の研究を行っている。



観察学習をしてみましょう 


 「作戦」という言葉遣いから、あなたは学校を楽しめる力を持っているのではないかと思います。その上でまず、あなたにとって学校が楽しいとはどういった状態であるかを考えてみましょう。次に、男の子でも女の子でもいいので、学校の中で楽しそうにしている、または生き生きとしている人を1人見つけたら、その人をモデルとしてよく観察します。


  観察し終えたら、どうしてモデルが楽しそうにしているのかを分析します。そして、モデルのやっていることや振る舞いをお手本にし、あなたがそれを楽しいと思うかは置いておいて、実際にモデルの真似をしてみます。観察をして真似することを、心理学の用語でモデリングといいます。



モデルの対象は「楽しそう」と「真似しやすそう」で選びましょう


 モデルの対象は、学校に関する活動の中で楽しそうにしている人なら誰でも構いません。ですが、高3生ならば真似のしやすさも重視しましょう。例えばAさんとBさんがいるとします。どちらも楽しそうですが、Aさんの方が楽しそうです。しかし、Aさんを真似するのが難しいのであれば、Bさんを真似するべきです。自分が出来ることから少しずつ真似してみると良いです。「楽しそう」+「真似できそう」という観点で考えてみましょう。


  一方で高1、2生であれば、自己成長や自分が憧れる人にどう近づいていくかという話にもつながっていくことなので、時間がかかりますが、多少真似をするのが大変そうな人や自分とはタイプが違う人をモデリングしても良いでしょう。



モデリングを続けましょう 


 モデリングが上手く出来なかったり、楽しそうにしている人と自分のタイプが合うのかが分からなかったりすることもありますが、しばらくモデリングを続けることが実は大事です。どうして大事なのかというと人の心は曖昧で、楽しいという感情から、楽しそうな表情や行動、振る舞いが出てくる場合もありますが、体の変化や行動の変化が先に生じて、感情が後からついてくる場合もあるからです。なので楽しそうに行動していると、楽しい気持ちになってくることもあるのです。


  まずは、楽しそうな行動や振る舞いを真似してみましょう。 



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