この方が回答してくださいました！

　仲が良くて楽しかったのに、急に想像がつかない態度を取られると悲しくなりますね。このような対人関係の問題にはソーシャルスキルを活用して、解決してみましょう。ソーシャルスキルとは、「対人関係を円滑に築き、維持するスベやコツ」（『中学生・高校生のためのソーシャルスキル・トレーニング』より）のことです。その中に問題解決スキルというのがあります。このスキルのポイントは、①問題は何かを明らかにする、②解決方法を考える、③ベストな解決方法を選ぶことです。何か困ったことに直面したら、このやり方をトライしてみてください。

　まず、なぜ急に無視をされるようになったのかを考えてみてください。たまたまということもあるので、自分のどういった行動が無視されたと感じたのか、いつからそう感じたのかを具体的にメモしてみるのがおすすめです。原因がいくつか浮かんだら、次にどう解決できるか考えてみましょう。

　解決方法の中でベストな解決方法を選んでやってみましょう。例えば、4人の中で一番話しやすい人に、「最近、話を聞いてもらえてない気がするんだけど、僕（私）なんかやっちゃった？」と聞いてみたらどうでしょう。怒って話しかけると相手も「なんだ！？」という気持ちになるので、冷静に話してみましょう。そこで、色々と答えてくれたら、「そうなんだ、あれはこういう気持ちだったから、申し訳ないけどみんなに伝えてくれる？」という感じで伝えていくことで、解決の方向に向かうと思います。4人全員がちょうど同じ場にいて、みんなに「何かみんなにしちゃった？」と聞いてみても良いですが、一番ハードルが低そうなのは、まず4人の中で話しやすそうな人に聞いてみることですね。 

謝ってばかりではよくない、理不尽に無視され続ける場合は大人に相談しよう

　無視されていた理由が自分にあると分かったら、そこに気をつけていけば解決できると思います。しかし、自分が悪いわけではないのに無視される場合、謝ってばかりでもよくありません。「こういうつもりで言ったんだけど、誤解があったかな？」と説明し、自分に非があると思えば謝罪しましょう。それでも分かってくれず、まだ理不尽に無視されるのなら、これは親や学校の先生に伝えて相談したほうが良いと思います。当事者同士で解決することは大変だからです。 

会話をしてお互い誤解を解いていこう

　会話をして仲直りをすることも必要です。お互いが色々なことを頭の中で思いすぎて、どんどん葛藤が大きくなり、関係がこじれていってしまっているのかなと思います。お互いの気持ちはなかなか想像できないですよね。なので、お互いに話してみて、自分はこういうふうに汲み取ったんだということをしっかりと説明し合うのが大切です。話しているうちに、「なんだそうだったのか、ごめんね」となることもあると思います。このように話していくと、エスカレートしていったことが、急に収まる場合もありますよね。自分の気持ちを言わないままでいると、どんどんお互いの邪心のようなものが膨らんでしまって疑心暗鬼になったりします。もう会わないといった極端なことになってしまう可能性もあります。なので、もう少しみんなで話をしたり、心を開いていく機会を作ったりしたほうが良いですね。もし、こういったことが難しければ、第三者に間に入ってもらいましょう。