人気タレントを発掘・育成せよ!華やかな芸能界を支える芸能プロダクションとは?

 誰もが憧れるエンターテインメントの世界には、お笑い芸人やミュージシャン、アイドル、俳優など、たくさんのプレイヤーが存在する。彼らが芸能活動をする上で、なくてはならない存在であるのが芸能プロダクションだ。

 「芸能プロダクションは、俳優やミュージシャンなどの芸能人、あるいは林先生のような文化人のプロデュースやマネージメントを行うことが主な仕事となります。また、弊社は独自で番組制作を行う部署もあって、私は林先生のマネージャーを務めつつ、そちらの仕事も兼務しています。現在は林先生がお忙しいこともあって、マネージメントと番組制作の割合は6対4ぐらいでしょうか」

 そう語るのは、株式会社ワタナベエンターテインメント第三マネージメント本部でプロデューサーを務める安原マリック勇人である。入社9年目となる安原は、過去に中山秀征やギャル曽根を担当してきた中堅マネージャー。現在の立場は「チーフマネージャー」だ。

 実はマネージャーには、2種類ある。ワタナベエンターテインメントでは、タレントのことをアーティストと総称しているが、そのアーティストと四六時中行動を共にして、テレビ局やラジオ局、あるいは地方へ同行する現場マネージャー。そして彼らの上司であるチーフマネージャーである。

 「チーフマネージャーは、アーティストの方向性を決定したり、テレビ局などに企画提案をします。こうしてアーティストの仕事の幅を広げていくのです。例えば林先生は“今でしょ?”でブレイクしたわけですが、そのブームを一過性のものするわけにはいきません。次に何をしなければいけないかを考え、企画していくのが我々芸能プロダクションの役目なのです」