Q.他人に流されてしまう自分が嫌になります。どうしたらなおりますか?
この方が回答してくださいました!
思春期の生きる力コーチングカレッジ代表、最幸未来コーチ。慶應義塾大学経済学部卒。 自身の子育ての過程で思春期特有の課題を解決したいと志す。2010年よりプロコーチ。セッション回数は7000回、講座は50回を超え、90%以上の方から”満足”という評価を頂いている。コーチングセッションや、子育て講座、思春期コーチ™養成講座を行っている。 ㈱チームフロー認定プロコーチ、マインドフルネスNLP認定トレーナー 、アドラー心理学ELMトレーナー、米国NLP協会マスタープラクティショナー、予防医学療法研究所認定「リセット」セラピスト、発達支援認定コーチ、リバースメソッドアドバイザー、日本思春期学会会員
日本では大人でも「NO」を言うことに抵抗がある人は多いようです。ただ、自分の意思を伝えないと、嫌なことを自分がやり続けたり、人からされ続けたりしてしまうことになりますね。そして「NO」が言えない自分にもストレスを感じてしまいますし、断りづらいことを言ってくる相手のことも嫌に思えることもあるものです。それでは自分が疲れてしまいますね。必要な時には上手に「NO]が言えると、うんと楽になります。
「部分断り」と「判断」でチャレンジ!
上手な「NO」の伝え方でのポイントは二つです。 一つ目は、「部分的断り」にできないか探してみることです。例えば、他に自分がYESと言えることがあるかどうかを探してみます。ただ言われた話についていいか悪いか、やるかやらないかのバッサリした話にしてしまうより、ずっとマイルドになります。もし部分的にOKなことがあったり、他にOKできる案があったりする場合には「○○はできないけど☓☓ならいいよ」とフレーズにすると言いやすくなります。 また「今回は難しいかな」などと「今回は」とつけてみるのもオススメです。(このフレーズは頻繁に使ってもOKです) 二つ目は、「断る内容」と「相手」を分けることです。人の意見や提案を断ると、「その人を拒否した」と混同されることがあります。断るのはその一つの内容についてで、あなたを断っているのではないということが伝わるような表現にします。ちょっと言葉だと難しいようですが、実際には簡単です。例えば、「ありがとう。ただ、私は今それが難しいの」などというパターンも有効ですし、笑顔で言うのも効果があります。 また、友達なら日頃から相手の意見や好みにYesが出せる時にはしっかり伝えておくのも有効です。
断り上手な子を真似してみよう
「相手」を否定しているのではなくて、そのことについてだけなんだということを、まず自分の中ではっきりさせておくと、その場に応じた上手な言い回しができるようになります。
気をつけて周りを見てみると、きっと「断り上手」な人がいると思いますので、その人の言い方や表情やトーンをチェックして真似をしてみるのもオススメです。