大学入試センター試験

センター試験 1日目解答

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センター試験 2日目解答

理科1

物理基礎 化学基礎 生物基礎 地学基礎 

数学1

数学I 数学I・数学A 

数学2

数学II 数学II・数学B 

理科2

物理 化学 生物 地学 

全体概観

大問数が2017年度の4題から2016年度以前の3題に戻った。小問数は15問で変化なし、例年通り地学基礎の全範囲からまんべんなく出題された。 


大問数
減少(-1) | 変化なし | 増加  
設問数
減少 | 変化なし | 増加  
マーク数
減少 | 変化なし | 増加  
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化  

第1問Aでは、固体地球全般に関する知識が問われた。図やグラフをしっかり見ることと、計算力も要求されたが、目新しい問題はなかった。第1問Bでは、ルートマップや露頭での観察結果を元に考察する問題が出題された。図を丁寧に見る習慣がないと難しく感じるだろう。第1問C・Dは岩石・鉱物に関する知識問題であった。 第2問は、地表における水が気象に及ぼす影響を問う問題である。随筆をモチーフとしているので新傾向に見えるが、気象の基本原理がわかっていれば難しくはない。 第3問は太陽系誕生と宇宙についての総合的な問題である。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2018

第1問

地球

8

8

27

第2問

自然現象

4

4

13

第3問

太陽系の誕生と形成

3

3

10

2017

第1問

地球とその構成物質

5

5

17

第2問

地球環境と大気・海洋

5

5

16

第3問

太陽と太陽系の惑星

2

2

7

第4問

宇宙からの光と地球・生命の歴史

3

3

10

2016

第1問

地球

8

8

27

第2問

地球全体のエネルギー収支(熱収支)

4

4

13

第3問

宇宙

3

3

10

2015

第1問

地球の活動と生物の進化

7

7

23

第2問

大気と海洋、日本の自然環境

5

5

16

第3問

太陽の観察

3

3

11

過去の平均点の推移

2017 2016 2015
32.50点 33.90点 26.99点

設問別分析

第1問 地球とその構成物質
A 地球の構造
問1 地表からマントルまでの距離が2900kmであることを覚えていれば平易である。
問2 地殻からマントル付近の鉛直構造を問う標準的な問題である。
問3 初期微動継続時間の意味が分かっていれば難しくない。平成28年度の追試験に類題がある。
B 地層と地球の歴史
問4 「切る」「切られる」の関係が明確なので平易である。
問5 現行課程でルートマップが出されたのは初めてである。地層形成順序を丁寧に読み取れたかが鍵である。解答にはある程度時間を要するだろう。
C 鉱物
問6 火成岩についての標準的な知識問題である。
問7 色指数の定義を覚えていないと解けない。
D 変成岩
問8 「高温低圧型広域変成岩」「接触変成岩」の違いを正しく捉えていたかがポイントである。

第2問 地球環境と大気・海洋
問1 中学入試などにもよく見られる水の状態についての標準的な問題である。
問2 水の状態変化を熱のやり取りの過程として捉えられていないと難しい。
問3 続成作用が堆積岩に関する作用であることが分かっていれば平易である。
問4 中学理科で学んだ寒冷前線が理解できていれば平易である。

第3問 太陽系と宇宙
問1 水素「を」ヘリウム「に」核融合するのであるが、慌てて「を」と「に」を逆にすると解けない。
問2 恒星の進化が分かっていれば平易である。
問3 手のひらをたたいてみれば分かるレベルの平易な現象である。


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