全体概観
細かい知識を問う問題と考察問題が出題された。
大問数 |
減少 | 変化なし | 増加 |
設問数 |
減少 | 変化なし | 増加(+1) |
マーク数 |
減少 | 変化なし | 増加 |
難易度 |
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 |
大問は3題、設問は16問で昨年より1問増加し、マーク数は昨年と変わらなかった。問題形式は空所補充、用語の組合せ、正誤判断が主体ではあるが、「細かい知識を必要とする設問」が増加し、「データを考察させる設問」が出題されたため、全体的にやや難化した。また、昨年と同様で「当てはまる選択肢を過不足なく含むものを選ばせる設問」はなく、昨年まで毎年出題されていた計算問題もなくなった。出題は、第1問が教科書の「生物と遺伝子」から生物の特徴・代謝・遺伝情報とDNA・核酸の構造、第2問が「生物の体内環境の維持」から血液循環・尿生成・ホルモン、第3問が「生物の多様性と生態系」からバイオームの分布・遷移である。第3問のバイオームは現行課程に移行してから4年連続の出題であるが、遷移は初めての出題である。前年と同じく、教科書の項目立てに沿った出題であるが、細かい知識を問う問題や考察問題の出題により、時間内で十分な解答をすることは難しかったと思われる。
年度 |
大問 |
出題分野 |
設問数 |
マーク数 |
配点 |
2018 |
第1問 |
生物の特徴および遺伝子とそのはたらき |
6 |
7 |
19 |
第2問 |
生物の体内環境の維持 |
5 |
5 |
15 |
|
第3問 |
生物多様性と生態系 |
5 |
5 |
16 |
|
2017 |
第1問 |
生物の特徴および遺伝子とそのはたらき |
6 |
7 |
19 |
第2問 |
生物の体内環境の維持 |
5 |
5 |
15 |
|
第3問 |
生物多様性と生態系 |
4 |
5 |
16 |
|
2016 |
第1問 |
生物の特徴および遺伝子とそのはたらき |
6 |
6 |
19 |
第2問 |
生物の体内環境の維持 |
5 |
6 |
16 |
|
第3問 |
生態と環境 |
5 |
5 |
15 |
|
2015 |
第1問 |
生物の特徴および遺伝子とそのはたらき |
6 |
6 |
20 |
第2問 |
生物の体内環境の維持 |
5 |
5 |
15 |
|
第3問 |
生物の多様性と生態系 |
5 |
5 |
15 |
過去の平均点の推移
2017 | 2016 | 2015 |
---|---|---|
39.47点 | 27.58点 | 26.66点 |
設問別分析