【防衛医科大学校】普通の大学生活とは一味違うキャンパスライフ生活に迫る！

今回は埼玉県所沢市にある防衛医科大学校をご紹介します。「医学の知識を、国を守る力に変える」幹部自衛官を育成する防衛医科大学。寮で団体生活をするってホント!? 訓練ってどんなことするの? なぜ志望したの? 普通の大学生活とは一味違うキャンパスライフは必見です!!

防衛医科大学校は医師・保健師・看護師である幹部自衛官や技官を育成する大学校です。全学生は入学と同時に常勤・または非常勤の防衛省職員となります。医学科・看護学科自衛官コースの学生は学生舎での団体生活をしています。他の大学とは異なる防衛医科大学校。学生はどんな生活を送っているのでしょうか。

▼学生の１日

朝6時半に起床。朝食が済んだ後、朝礼が行われます。国旗掲揚、防衛医大生の団体生活は起きたときから始まっています。8時45分、午前の授業開始。これは医学科の実験の様子。専門的な学習や実験学習を通じて臨床力を養い、実践的な力を身に着けます。

～防衛医学講座　清住哲郎教授/救急医にインタビュー～

Q：将来どんな医師・看護師になってほしいですか？

A：私たちの職場というのは、普通の病院や診療所に限らず、災害派遣や国際貢献といったような様々な過酷な現場があります。どんな環境でもしっかりと医療を提供できる、そんな医療者になってほしいと思っています。

▼食堂

医学科学生の食堂は、医学科学生舎内にあります。こちらの食堂では、栄養士がメニューを決めて献立が作られています。

▼授業

午後の授業が始まります。今日は、看護学科校舎での在宅看護援助と看護実習の授業をご紹介します。

看護学科には自衛官コースと技官コースの2つのコースがあります。卒業後の進路は異なりますが、2つのコースでは同様の環境で授業を受けています。

 ～看護学科(技官コース)4年　岩上里紗さんにインタビュー～

Q：どんな看護師になりたいですか？

 A：私は、常に笑顔を絶やさない看護師になりたいと思っています。仕事がハードだったりすると表情が険しくなってしまうと思います。だから、笑顔を絶やさない看護師でいることは簡単なようで難しいと思います。ですから、笑顔を絶やさず患者さんに寄り添う看護ができたらいいなと思っています。

▼訓練課程

いざという時に力を出すためにも訓練は大切です。訓練は基本から始まり、教官からの適切な指導によって体力をつけることができます。防衛医科大学では、ならではの訓練課程となっているのです。

▼学友会

17時。学友会の時間。学生たちがいきいきと活動していますね。学友会も仲間と一緒に過ごす大切な時間の１つです。

 ～医学科4年　為広士文さんにインタビュー～

Q：防衛医科大学校で成長できたことは？

A：将来、医療現場や医療ミッションにおいて技官に求められるリーダーシップを学べたこと、そして集団をまとめる大変さを経験できたことは自分にとって成長につながったと思っています。

 Q：防衛医科大学校の魅力は？

A：１番の魅力は、防衛医学という学問や訓練など、他の大学では経験できないような貴重な体験をできることが魅力だと思っています。

▼学生舎

看護学科生が過ごす学生舎では、それぞれの居室、自習室は4人部屋で、学年混合で生活しています。楽しそうな雰囲気です。

なお、医学科学生舎は2人部屋になっています。

～防衛医学講座　清住哲郎教授/救急医にインタビュー～

Q：防衛医科大学校の特徴は？

A：これはやはり、「６年間同じ釜の飯を食った連帯感」ですね。年齢・性別・診療の専門科が何かに関わらず、「何期の先生だよ」と言うだけですぐに打ち解けて、例えば災害現場でもすぐに良い連携ができる。これはうちの大学にしかない強いものだと思います。

いかがでしたか。卒業して自衛官・看護師になるための様子をご紹介しました。学生は学生舎での団体生活・専門的な学習、自衛隊の訓練を通して日々成長し、充実した学生生活を送っています。より最前線で守り、救う。理念と実践が防衛医科大学校にはあるのですね。

【防衛医科大学校について】

防衛医科大学校は一般の医科大学と同様の医学教育に加え、国家を守り、平和に貢献する幹部自衛官に求められる基礎的な教育訓練を行う防衛医科大学校です。 1996年には防衛医学研究センターが設立され、防衛医学の最先端を探る総合研究機関として、自衛隊医療に即した質の高い基礎的研究を行っています。

▼設置学部

医学科

看護学科

▼防衛医科大学HPはこちら

http://www.ndmc.ac.jp/

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