2022.05.24

【兵庫県立大学理学部】大学選びに迷う高校生にオススメ！世界初の技術で近畿から世界を変える!!｜充実した研究施設・実験装置で医療に貢献する!!（理系編）

今回ご紹介するのは、兵庫県立大学理学部です。

理学部では、充実した施設を使って思う存分に未来を作る研究を行っています。

どんな研究が行われているのかご紹介します。

１．細胞の機能を増強する抗がん剤の研究で医療に貢献！

２．磁石の謎を解明？！未知への挑戦を続ける理学研究科

３．病気の治療に役立つタンパク質の研究

４．まとめ

１．細胞の機能を増強する抗がん剤の研究で医療に貢献！

まずお話を伺うのは、佐々木桂奈江先生です。佐々木先生は、細胞が忙しくなった時に細胞内の細胞小器官の量を増やしてその事態に対応するという仕組みについて研究されています。佐々木先生は今後の目標について、「今、抗がん剤で細胞の機能を増強する仕組みについて調べているが、研究で明らかにしたことが、現在苦しんでいる人達の力になればという思いで研究を行っている」とおっしゃっていました。

２．磁石の謎を解明？！未知への挑戦を続ける理学研究科

次に、和達大樹先生にお話を伺いました。和達先生は、「100兆分の1秒という超高速の時間で磁石の向きを変えることを目指して」研究を行っていて、これは「今までの科学技術に全くないものとなる」そうです。そのために、100兆分の1秒程度の幅を持つレーザーをミラーに当てて磁石に照射し、その様子を顕微鏡で観察するという研究を行っているそうです。和達先生は磁石について、「磁石は身近なものなのにまだまだ未解明の点があるところに特に魅力を感じて」研究を続けているそうです。また、大学の近くには、放射光を使って物質の原子・分子レベルでの形や機能を調べる大型放射光施設、SPring-8があるので、光に興味がある方には最高の研究環境です。

３．病気の治療に役立つタンパク質の研究

私達の体の中で重要な役割を果たしているたんぱく質の働きについて、澤井仁美先生にお話を聞きました。

澤井仁美先生いわく、「私達の体にごく微量に含まれるミネラル、つまり金属が体の調子を整えています。食べ物から取り込まれた金属は体の中にそのまま存在しているのではなく、色々な形のタンパク質にくっついて働いています」とのこと。

また、研究環境と研究の目標についてお伺いすると、

「本学理学部の近くにある spring8という研究施設の特殊な実験装置を利用して、金属の働きを助けるタンパク質の形を100億分の1メートルの精度で調べ、その働く仕組みを解明する研究をしています。金属を利用するためのたんぱく質が働かなくなると私たちは病気になるので、タンパク質がどのようにして金属を利用しているのか理解することで、病気の治療のための薬品のデザイン・食品から安全に効率よく金属を摂取できる遊様強化素材の開発に貢献できます」と言及されました。

４.まとめ

兵庫県立大学理学部の研究についてご紹介しました。あなたもこの場所で人々の未来を創る研究をしませんか？

※研究、インタビュー内容は取材時点のものです。

▼兵庫県立大学について

兵庫県立大学は、国際商経学部・工学部・理学部・社会情報学部・環境人間学部・看護学部の6学部と9の大学院研究科、あわせて９つのキャンパスがある公立大学です。

平成16年に神戸商科大学、姫路工業大学、兵庫県立看護大学の3大学が統合し、開校しました。

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