ページを更新する ページを更新する

地学の論理的思考は人生の基礎体力になる

青木秀紀先生

地球や宇宙のこと、すべて知りたいと思わないかい?大学に入ってから学べばいい?もったいないなあ。数ある教科・科目の中で、最も“up-to-date”な分野が地学。保証するよ。ワクワクしながら探求していくうちに、キミは地学の虜になり、そして合格という大きな通過点に到達するんだ。一緒に頑張ろう!

目次

地学の論理的思考は人生の基礎体力になる

', '

地学の論理的思考は人生の基礎体力になる

'', ''ここでは、東進の実力講師陣、地学 青木秀紀先生の素顔に迫るエピソードを紹介。

10代の頃はどんなふうに過ごしていた?なんで教える仕事を選んだの?どんな授業をしているの?知られざる講師の一面に迫ります!

なぜ予備校業界に進んだか

 私は両親を含めた親族でほぼサラリーマンがいないという、少し特殊な環境で育ちました。小さな頃から個人主義的に育ってきたように思います。そのためか企業に属した働き方をすることは、私の人生の選択肢にはありませんでした。進学した京都大学で就職活動をするときも、いわゆる一般的な企業で働くイメージを持てなかったのですが、そんな私に合っていたのが、在学中に始めた塾講師のアルバイトでした。

 塾に通う子は勉強するために来ています。つまり、目的意識がはっきりしているわけです。私にとっては、そうした明確な目的を持つ人を相手にすることが性に合っていたのだと思います。

 そんな流れで京都大学在学中の塾講師に始まり、そのまま予備校講師へとキャリアを進めていきました。東進をはじめとする予備校は大きな組織ではありますが、講師の先生方は自分の授業に集中しているため、他人に干渉することもされることもありませんでした。自分らしい生き方ができることから、ずっとこの業界で働いてきました。

自然のメカニズムを 理解する過程が大事

 私は月や空をぼーっと眺めるのが好きでした。特に小学生の頃に天体望遠鏡を買ってもらったときのことは印象的です。特段目的はなく眺めていただけなのですが、それが後々に地学をやるきっかけになったかもしれません。地学は科目として敬遠する高校生が少なくないかもしれません。場合によっては先輩たちからも「やめた方がいい」と伝えられることは多いようです。理由は書籍や参考書が少なく、予備校でも教えられる人も少ないから、だそうです。しかし、地学という学問の魅力をそれだけの理由で知らずに終わるのは、人生において損失が大きいように思います。

 現在、高校で使う地学の教科書には、高校生が理解すべき地学の知識がしっかりと網羅されているので、教科書を通読すれば高校生でも地学に求められる思想や必要な考え方を理解できます。地学は非常に範囲が広いので、一見すると寄せ集めに見えてしまうのですが、そうではなく一本筋の通った学問なのです。

植物

 私が授業でいつもお話しするのは、自然界のメカニズムの理解が大切だということです。メカニズムの理解を飛ばして問題だけを解くことはできません。暗記をするだけでは太刀打ちできないのが地学なのです。花を育てるときのことを考えてみましょう。種から芽が出て、茎が出て、その先に花がつく。これと同じことで、流れを理解して、初めて問題を解くことができるということです。

 大学入学共通テストでは世の中の人が誤解しているようなテーマもよく出題されています。例えば、地球温暖化対策のために「二酸化炭素削減」というフレーズが独り歩きしていますが、実は温室効果を与えている最大の気体は水蒸気です。水蒸気は一分子あたりの温室効果が二酸化炭素よりも高い。そして水蒸気は、二酸化炭素よりも存在する量が圧倒的に多い。

 それがなぜテレビなどで「二酸化炭素削減」とだけ騒ぐかというと、政治や経済によって偏った見せ方をしているからです。自然界のメカニズムからすると、こうした見せ方は非常にバランスが悪いのです。地学を学ぶと、世の中がいかに偏りや先入観に引っ張られているかがよくわかります。


論理的思考で物事を議論する訓練を

 地学は暗記よりもメカニズムの理解が大切です。つまり論理的思考を学べる学問なのです。

 地学では高い計算力は求められませんが、最低限、小・中学校の算数・数学の力が必須です。授業では必要に応じて「遅くないから小学校の算数からやり直しなさい」と話すこともあります。高校生が小学生の算数をやり直すのはなかなか難しいもの。でも、実際には小・中学校の算数・数学でつまずいている生徒が非常に多いのです。それまでの勉強が、暗記して点数を取るためのものだった場合はなおさらです。

論理的思考

 これは地学に限ったことではないですが、論理的思考は人生に通じる重要な素養です。既成概念をうまく当てはめるだけが「ものを考える」ということではないのです。トレーニングとして、周りがどれだけ急いでいても、立ち止まって考えてみてください。そうしたときは、ちょっと孤独だったりしますが、思考の幅、ものの見方を広げるチャンスです。私自身も、常に意識してものの見方を広げようとしています。筋トレをして筋肉がつくように、ものの見方も意識して実践すれば、自ずと広がっていきます。

 また、地学に求められるサイエンスの考え方にとっては、客観性や論理的に矛盾していないかが重要であり、感情のような人間的な部分は、場合によっては邪魔になります。程よく人間性を抑え、論理的に考えることの重要さを、地学は教えてくれるのです。これは人生に通じる勉強です。

 論理的思考力は人生を生きるうえで無駄になることはありません。高校や大学時代に、がむしゃらに自分の頭を鍛え、論理的思考で何にでも切り込んでいくことを学ぶことは、その後の人生で大きな底力となるはずです。


関連記事

新着記事

先輩からのメッセージ

齊藤 祐希

2024/02/22

卒業生へメッセージ【齊藤祐希編】

大槻 勇裕

2024/02/21

☆受験の成功談☆

塩畑 亮介

2024/02/20

卒業生への応援メッセージ【塩畑編】

中西 啓人

2024/02/19

☆先取り学習☆

武藤 柚衣

2024/02/16

私大に向けて【武藤編】

東進TV

ナガセの教育ネットワーク

教育力こそが、国力だと思う。