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参考書で代用の利かない部分に東進の真価がある
1について
具体的な結論を先に言えば、数英をまず極めることです。しかしその前に、そもそも受験勉強とは何かを定義する必要があります。まず、受験勉強はベクトルに喩えられます。その心は正しい方向と努力量のどちらもが大切であること、そして始点と終点を意識する必要があること、という2点にあります。つまり受験勉強を始める際はまず目標を具体的に定めること、次に自分の現在地を知ることが大切です。これにより自分がとるべき進路が見え、正しい方向性の努力につながるのです。
極端な例えをするならば、目標を定めなかった場合、最終的な志望校の2次試験に不必要な科目ばかり勉強することになってしまう、という可能性すらあります。目標までなるべく最短ルートを取ることは常に心がけるべきでしょう。
これを踏まえたうえでの難関大に共通する「最短ルート」が数学、英語の早期完成です。数学はいわゆる差がつく科目であり、難関大ほどそれは顕著になります。数学ができる人は合格すると断言してよいです。対して英語は差がつきにくいですが、難関大受験生の平均に追いつくためにはかなりの実力が要求されます。英語ができない人は落ちる、と表現できるでしょう。
まとめると、数英を2年から3年の前半期までには戦える水準までもっていき、その途中から理科社会の勉強時間を増やしていく、というのが受験の基本戦略です(もちろん大学ごとの配点に応じて配分は変動しますが)。そしてここからもわかるように、受験勉強は早く手を付け始めた者が絶対的な優位を持ちます。数英のような「確実に必要とされる教科」に早くから手をつけつつ、無駄のない最短の受験計画をブラッシュアップしていくのが理想です。
2について
こちらには絶対的な正解がないので、あくまでデータの1つと捉えてください。また詳細はおすすめ講座等を参照してください。僕の場合は、1で述べた戦略に従いつつ、自分のみの勉強でカバーできない部分を東進の講座で補う、という方針を採用していました。現代文や数学の論理分野などがその代表例です(これらは2年生から3年の前半期の内に大半を受講しました)。というより、この参考書で代用の利かない部分に東進の真価があります。自分に足りない能力を見極め、講座選択を行っていきましょう。
また、京大対策○○と銘打った講座は丁寧かつ京大入試で本質的に要求される能力の把握および養成に役立つ部分も多かったです(これらは3年の前半期以降の受講がおすすめです)。
合格データ合格の秘訣を聞いてみました!
受験の基本方針についての理解が深い方が多かったです。
生徒からの質問に親身に答えている姿が印象的でした。
おろそかになりがちな共通テスト対策の基本である現状理解が得やすいです。返却も早く、意外に侮れないマークミスの確認にも役立ちます。
Yes
必要な講座を自分で選んで受講する形が自分に合っていたからです。また、他では得難い理解を得られる講座が多くあるように思えました。
両立が可能と思うのであれば悩むことなく学校生活を楽しむべきです。それらに打ち込むことがよいリフレッシュとなることもあるので、時間だけを見て一概に良い、悪いと判断することはできません。
乗り越え方としては、「終わり」を意識することです。自分の抱える苦労には終わる時期があるということが積み重ねを続ける原動力になると思います。
自分に合っていると感じたからです。
大変なことも多かったですが、これからの人生に不可欠な学びを得られたと思います。
はっきりとした職業的ビジョンはありませんが、受験勉強を通じて得た、目標を定め、時間から逆算して計画を立て努力するという姿勢を貫き、その姿勢を他人にも伝播させつつ主体的に行動していきたいです。
【 数学の真髄-基本原理追究編-文理共通 PART1 】
参考書では最も代用の難しい知識、各分野の根本的理解が得られました。これまでなんとなく扱ってきた知識に意味を見出せるようになるので、数学に苦手意識のある人ほどおすすめ。
【 数学ぐんぐん[応用編] 】
難関大の問題に取り組む上での論理的、心情的土台。真髄とは異なりほぼ全分野について扱うのでムラのない実力が得られました。
【 京大対策英語 】
近年形式の多様化した京大英語に対応するため多くの形式が解説されています。また単純に受けていて楽しかったです。