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世界史A
全体概観

近世以前が減り、近現代史が一昨年と同じ程度に復活。グラフ問題が新たに出題された。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加  
設問数
減少 | 変化なし | 増加  
マーク数
減少 | 変化なし | 増加  
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化  

例年通り、大問数は3問。大問1つにつき小問が11問で、計33問という形式であった。地図問題は昨年より1問減って2問となったが、その代わりに本試験では2006年以来となるグラフ問題が出題され、数値の変動に関する思考力が問われている。15世紀以前の設問は8問と昨年から半減し、一方で戦後史(第二次世界大戦後)が5問と、昨年の2問から大きく増加した。近現代史重視の世界史A本来の傾向に戻ったといえる。出題地域については昨年同様、欧米が多かったが、オセアニア・アフリカ・ラテンアメリカなどに関連する設問も盛り込まれており、周辺地域に関する配慮もなされている。民族紛争をめぐる問題やパレスチナ問題など、時事問題と関連するような設問もあり、近現代史を中心とした幅広い基礎力が問われている。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2015

 

第1問

世界史上のマイノリティ

11

11

34

第2問

世界史上の人間と動物との関わり

11

11

33

第3問

世界史上の社会運動や民衆運動

11

11

33

2014

 

第1問

歴史上の人や物の移動

11

11

34

第2問

世界史上の戦争と戦後処理

11

11

33

第3問

世界史上の文化の交流や伝播

11

11

33

2013

 

第1問

世界史上の王朝交替と革命

11

11

33

第2問

世界史上の情報・通信・交通

11

11

34

第3問

世界史上の文化と政治をめぐる問題

11

11

33

2012

 

第1問

歴史上の交易と交通・輸送

11

11

33

第2問

世界史上の政治体制

11

11

34

第3問

世界史上の反乱

11

11

33


過去の平均点の推移

            
2014 20132012 2011 2010
47.78点 46.67点 43.62点48.42点 52.31点

設問別分析
第1問 世界史上のマイノリティ
Aはトルコからイランにまたがる地域に住むクルド人、Bは東欧のユダヤ人、Cは中米グアテマラの先住民について述べたリード文をもとに、前近代を含み、第二次世界大戦後までの歴史的出来事を問う問題。Aでは、イスラーム教の宗派の名称が問われ、現代の時事問題とも関わっている。Bでは、1929年から1937年にかけてのドイツの工業生産指数の棒グラフをもとに、二文の正誤を判定する問題が出題された。Cでは、20世紀後半の科学や文化についての出題があった。

第2問 世界史上の人間と動物との関わり
Aは権力のシンボルとしての動物、Bは富や権力の象徴としての毛皮、Cはインドの諸王朝における軍馬について述べたリード文をもとに、古代からの歴史的出来事を問う問題。Aでは、世界史上の人間と動物との関わりについて、古代から現代までの選択肢から正文を選ぶ問題も出された。Bにも人間と動物との関わりについて空欄を補充する問題が出された。地図問題は中国に関する基礎的な問題。地図を用いた学習は欠かせない。Cでは、イギリスの植民地について幅広い知識が問われた。

第3問 世界史上の社会運動や民衆運動
Aは現代中東の民衆蜂起、Bは19世紀半ば以降のイギリスの労働運動、Cは清代の太平天国について述べたリード文をもとに、近代以降を中心とする歴史的出来事を問う問題。Aでは、20世紀後半のパレスチナの出来事の年代整序問題が出題された。Bでは、労働運動に関連して、革命や民衆運動・政党の歴史が取り上げられている。Cでは、近代以降の朝鮮半島で義兵闘争が起こった時期を問う年表問題が出題された。歴史の流れを意識した学習が必要である。