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センター試験解答速報2016

1日目解答

地理歴史

世界史B 世界史A 日本史B 日本史A 地理B 地理A 

公民

現代社会 倫理 政治・経済 倫理、政治・経済

国語

国語 

英語

英語 リスニング 

2日目解答

理科1

物理基礎 化学基礎 生物基礎 地学基礎 

数学1

数学I 数学I・数学A 

数学2

数学II 数学II・数学B 

理科2

物理 化学 生物 地学 
数学I
全体概観

全問必答で、合計4題を解く。4問中3問が数学IAと一部共通。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加  
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化  

昨年と同じ大問構成で、分野、配点ともに変化はなかった。全体として今年も昨年と同様数学IAとの共通問題が4問のうち3問であった。第3問は平面図形と三角比の問題であり、正弦、余弦の値や辺の長さ・外接円の半径、面積比などを求める問題。分量が多いものの個々の大問の難易度は高くないので、比較的取り組みやすい問題から手をつけ、迅速かつ正確に解き進めることができれば高得点を期待できる。

年度

大問

出題分野

配点

2016

 

第1問

〔1〕1次関数

25

〔2〕集合と命題

第2問

2次関数

25

第3問

図形と計量

30

第4問

データの分析

20

2015

 

第1問

〔1〕数と式

25

〔2〕集合と命題

第2問

2次関数

25

第3問

図形と計量

30

第4問

データの分析

20

過去の平均点の推移

2015
32.38点

設問別分析
【第1問】1次関数、集合と命題
〔1〕(1次関数)
文字を含んだ1次関数の最大・最小問題。xの係数の符号に注意して最小値を求める。容易な問題であるので、見た目に驚いたり、焦ったりせずに完答したい。

〔2〕(数と式(集合と命題))
命題が真になるように論理記号を選ぶ問題が目新しい。後半は条件の必要・十分に関する問題であるが容易である。必要条件でも十分条件でもない選択肢を選ぶ問題は珍しい。数字0が有理数であることに注意したい。


【第2問】2次関数

連立2次不等式の問題。解を求め、これを数直線上に図示した時の線分の長さの最大・最小を考える問題である。計算量もレベルも標準的なので、あまり時間をかけずに対応したい。


【第3問】図形と計量

平面図形と三角比の問題であり、正弦、余弦の値や辺の長さ・外接円の半径、面積比などを求める問題。前半はスムーズに進むが、後半は出題の意図が把握できるかどうかでかかる時間に大きく差が出ると思われる。


【第4問】データの分析

〔1〕は4つの散布図から読みとれることとして複数の選択肢から正しいものを2つ選ぶ問題。散布図のデータは非常に特徴的であり、落ち着いて対応すれば、読み取りは難しくない。
〔2〕は3つの問題に分かれている。1つ目はヒストグラムと箱ひげ図のデータの組み合わせとして正しいものを選ぶ問題。2つ目は散布図から読みとれることを5つの選択肢から正しいものを2つ選ぶ問題。この2つは〔1〕と同様に特徴的なデータになっていることから、読み取りそのものは難しくない。3つ目は摂氏、華氏の変換で分散、共分散、相関係数がどのようになるかを計算する問題で、それぞれの定義がしっかりと理解できているかがポイントである。