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センター試験 1日目解答

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センター試験 2日目解答

理科1

物理基礎 化学基礎 生物基礎 地学基礎 

数学1

数学I 数学I・数学A 

数学2

数学II 数学II・数学B 

理科2

物理 化学 生物 地学 

全体概観

大問数が3題から4題に変わったが、地学基礎の全範囲からまんべんなく出題されることに変わりはなかった。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加(+1)  
設問数
減少 | 変化なし | 増加  
マーク数
減少 | 変化なし | 増加  
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化  

第1問では、地震や地球の形成、地表を構成する物質について多角的に問われた。第2問では、地球温暖化や日本列島付近の自然が問われた。地球放射・太陽放射と温暖化ガスに対するやや深い理解が必要であった。第3問では、太陽・太陽系が扱われた。計算問題を含むが、内容は平易である。第4問では、宇宙と地球の歴史が総合的に問われた。目新しい問題に見えるが、きちんとした知識があれば難しくはない。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2017

第1問

地球とその構成物質

5

5

17

第2問

地球環境と大気・海洋

5

5

16

第3問

太陽と太陽系の惑星

2

2

7

第4問

宇宙からの光と地球・生命の歴史

3

3

10

2016

第1問

地球

8

8

27

第2問

地球全体のエネルギー収支(熱収支)

4

4

13

第3問

宇宙

3

3

10

2015

第1問

地球の活動と生物の進化

7

7

23

第2問

大気と海洋、日本の自然環境

5

5

16

第3問

太陽の観察

3

3

11

過去の平均点の推移

2016 2015
33.90点 26.99点

設問別分析

第1問 地球とその構成物質
A 地球の構造と歴史
問1 核を構成する元素を問う問題である。地殻・マントル(岩石)との違いがわかっていれば解ける。
問2 初期微動継続時間が震源距離に比例してることを読み取り、計算する問題である。地震波の性質・比例の意味がわかっていれば難しくはない。
問3 46億年前の地球形成を問う問題である。岩石惑星の誕生の仕組みがわかっていれば解ける。
B 火成岩
問4 火山岩のスケッチを見て答える問題である。深成岩との違いが問われている。
問5 造岩鉱物や火成岩の性質に関する問題である。火成岩に関する正確な知識をもっていたかが、ポイントである。

第2問 地球環境と大気・海洋
A 温暖化
問1 代表的な温室効果ガスが何であるか、知識を問う問題である。
問2 エネルギー問題・環境問題を総合的に問う問題である。地球放射・太陽放射エネルギーおよび人為的エネルギー全般に興味がないと難しい。
問3 基本的な計算問題である。グラフの数値が読み取れることができれば、平易である。
B 日本周辺の大気・海洋・自然環境現象
問4 梅雨の時期から夏にかけた気圧配置に関する理解を問う問題である。この時期は南北の高気圧が天気に大きな影響があることを理解していないと難しいだろう。
問5 問4同様、梅雨時期に関する問題である。天気のニュースなどでもよく出る話題なので、平易。

第3問 太陽と太陽系の惑星
問1 黒点を中心とした太陽表層の現象を問う。太陽表層の温度と構造が理解できていれば解ける。
問2 天文単位が地球と太陽の平均距離であることがわかれば、計算は容易である。

第4問 宇宙からの光と地球・生命の歴史
問1 オリオン大星雲が「星のゆりかご」であることがわかっているかを問う問題である。天体の区別ができていないと、やや難しい。
問2 古生代・中生代・新生代の区分がわかっていれば解ける問題である。
問3 断層の種類、および「切る」「切られる」という関係がわかっていれば解ける問題である。ビカリアはセンター試験で頻出の知識なので、難しくはない。