数学オリンピック 生物学オリンピック 地理オリンピック 地学オリンピック

センター試験 1日目解答

地理歴史

世界史B 世界史A 日本史B 日本史A 地理B 地理A 

公民

現代社会 倫理 政治・経済 倫理、政治・経済

国語

国語 

英語

英語 リスニング 

センター試験 2日目解答

理科1

物理基礎 化学基礎 生物基礎 地学基礎 

数学1

数学I 数学I・数学A 

数学2

数学II 数学II・数学B 

理科2

物理 化学 生物 地学 

全体概観

出題形式、出題傾向とも昨年同じ 


大問数
減少 | 変化なし | 増加  
設問数
減少 | 変化なし | 増加  
マーク数
減少 | 変化なし | 増加  
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化  

昨年は第4問(A・B)に出題形式の変化がみられたが、今年は昨年と同じ出題形式で、第4問Aは長めの文章(約200語)、Bは3人の会話(発言数6、総語数300語)を聞いて、それぞれ3つの問いに答える問題であった。その他の問題にも出題形式や傾向の変化はなかった。全体の総語数は約1100語で例年ほぼ一定しており、英語の読み上げは標準的な速度、設問ごとに2回繰り返される点も変わらない。
 内容面では、3Bのように多くの情報を聞き取って判断しなければならない問題や、正解の選択肢が直接的な表現でないために選びにくい問題が散見され、英語を聞き取ったうえで考えなければならない難しさがあった。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2017

第1問

短い対話の内容に合う絵などを選ぶ

6

6

12

第2問

短い対話の後に続く応答文を選ぶ

7

7

14

第3問

A

短い対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ

3

3

12

B

長めの対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ

3

3

第4問

A

長めの文章の内容について、質問に対する答えを選ぶ

3

3

12

B

長めの会話(3人)の内容について、質問に答える

3

3

2016

第1問

短い対話の内容に合う絵などを選ぶ

6

6

12

第2問

短い対話の後に続く応答文を選ぶ

7

7

14

第3問

A

短い対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ

3

3

12

B

長めの対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ

3

3

第4問

A

長めの文章の内容について、質問に対する答えを選ぶ

3

3

12

B

長めの会話(3人)の内容について、質問に答える

3

3

2015

第1問

短い対話の内容に合う絵などを選ぶ

6

6

12

第2問

短い対話の後に続く応答文を選ぶ

7

7

14

第3問

A

短い対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ

3

3

12

B

長めの対話の内容について、図表を完成する

3

3

第4問

A

短い文章の内容について、質問に対する答えを選ぶ

3

3

12

B

長めの文章の内容について、質問に対する答えを選ぶ

3

3

2014

第1問

短い対話の内容に合う絵などを選ぶ

6

6

12

第2問

短い対話の後に続く応答文を選ぶ

7

7

14

第3問

A

短い対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ

3

3

12

B

長めの対話の内容について、図表を完成する

3

3

第4問

A

短い文章の内容について、質問に対する答えを選ぶ

3

3

12

B

長めの文章の内容について、質問に対する答えを選ぶ

3

3

過去の平均点の推移

     
20162015 2014 2013 2012
30.81点35.39点 33.16点 31.45点 24.55点

設問別分析

【第1問】短い対話の内容に合う絵などを選ぶ
例年同様、絵や数値・語句を選ぶ問題構成であった。絵については、1つは寮の中の部屋を問う問題、もう1つは弁当の具材を問う問題で、これまでと大きな変化は見られない。数値に関する問題も、例年どおり簡単な計算を必要とする問題であった。語句を選ぶ問題は、対話中の述べられている表現を言いかえた選択肢を選ぶ問題で、若干難しいと感じた受験生がいたかもしれない。第1問全体としては総じて標準的なレベルであった。

【第2問】短い対話に続く応答を選ぶ
対話の最後に続く応答を選ぶ問題で、例年同様の問題構成であった。会話文の定型表現の知識がカギになるというよりは、対話が行われている状況を正しく判断できているかどうかが問われている。早とちりをしてしまい、状況の判断ミスをすると誤り易い問題も含まれていたため、冷静に聞くことができたかどうかがポイントとなったであろう。第2問としてはやや難しく感じた受験生が多かったのではないか。

【第3問】A 短い対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ
     B 長めの対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ
Aは昨年と同じ形式で、短い対話の内容について質問に対する答えを選ぶ問題が3題であり、いずれもオーソドックスで標準的なレベルの出題だったと言えるだろう。Bは昨年同様、長い対話を一つ聞いて3つの設問に答える形式だった。対話の内容は、夏のボランティアのポスターを見てどのプログラムに応募するか相談し合うという日常的なものだったが、プログラムが行われる期間、場所、必須要件、作業の種類など多くの情報を聞き取る必要があり、難解に感じた受験生も多かっただろう。

【第4問】A 長めの文章の内容について、質問に対する答えを選ぶ
     B 長めの会話(3人)の内容について、質問に答える
Aは昨年と同様、長めの文章を1つ聞いて3つの設問に答える形式の問題であった。聞き取る英文の長さは昨年とほぼ同じだったが、やや紛らわしい選択肢があり、登場人物が置かれている状況と行動の大筋を把握したうえで適切な選択肢を選ぶことが求められた。Bは昨年同様、3人の会話を聞き取る問題で、アメリカへ持って行く手土産について話し合う英語の授業が題材であった。読み上げ文とは異なる語に言い換えられた選択肢が多く、正答を選ぶのに苦労した受験生も多かったと思われる。