
全体概観
大問数・設問数ともに変化なし。2年ぶりにグラフを用いた資料問題が出題。
| 大問数 | 
                減少 | 変化なし | 増加                 | 
			
| 設問数 | 
                減少 | 変化なし | 増加                 | 
			
| マーク数 | 
                減少 | 変化なし | 増加                 | 
			
| 難易度 | 
                易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化                 | 
			
昨年と出題形式に変化がなく大問数4、設問数33となった。資料問題は昨年と同様に国家の領域を問う地図問題、絵画の作者を問う写真問題が出題されたほか、2年ぶりにグラフを用いた2文の正誤組合せが出題された。近現代史の設問数は15問で昨年の21問から減少し、その分前近代を中心とするテーマ史に関する正文選択問題が9問あり、近現代史を中心とする世界史Aであっても前近代史の学習を丁寧にする必要がある。第2問が「世界と日本の結び付き」をテーマとしたリード文となり、日本に関連する問題が3問出題されており、「世界史の中の日本」をより意識した出題であった。今後も日本と世界の関わりについての出題が予想される。正文または誤文の文章選択問題が20問から17問に減少したが、2文正誤組合せが昨年の2問から5問に増加し、解答番号3のオーストラリア連邦の成立時期及び14の海底通信ケーブルが敷設された時期を問う年表補充問題で難問が見られたこともあり、全体的には平均点が低くなった昨年とほぼ同程度の難度であった。
年度  | 
    大問  | 
    出題分野  | 
    設問数  | 
    マーク数  | 
    配点  | 
  
2017  | 
    第1問  | 
    世界史上の植民地の形成や拡大及びその支配のあり方  | 
    9  | 
    9  | 
    27  | 
  
第2問  | 
    世界と日本の結び付き  | 
    10  | 
    10  | 
    31  | 
  |
第3問  | 
    ヨーロッパのキリスト教世界  | 
    7  | 
    7  | 
    21  | 
  |
第4問  | 
    第二次世界大戦以降の国際関係の展開  | 
    7  | 
    7  | 
    21  | 
  |
2016  | 
    第1問  | 
    世界史上の国家の再編や建設  | 
    9  | 
    9  | 
    27  | 
  
第2問  | 
    世界史上の農耕や農作物  | 
    10  | 
    10  | 
    31  | 
  |
第3問  | 
    世界史上の移住や移民  | 
    7  | 
    7  | 
    21  | 
  |
第4問  | 
    世界史上の外交や国際関係  | 
    7  | 
    7  | 
    21  | 
  |
2015  | 
    第1問  | 
    世界史上のマイノリティ  | 
    11  | 
    11  | 
    34  | 
  
第2問  | 
    世界史上の人間と動物との関わり  | 
    11  | 
    11  | 
    33  | 
  |
第3問  | 
    世界史上の社会運動や民衆運動  | 
    11  | 
    11  | 
    33  | 
  |
2014  | 
    第1問  | 
    歴史上の人や物の移動  | 
    11  | 
    11  | 
    34  | 
  
第2問  | 
    世界史上の戦争と戦後処理  | 
    11  | 
    11  | 
    33  | 
  |
第3問  | 
    世界史上の文化の交流や伝播  | 
    11  | 
    11  | 
    33  | 
  
過去の平均点の推移
| 2016 | 2015 | 2014 | 2013 | 2012 | 
|---|---|---|---|---|
| 42.07点 | 47.37点 | 47.78点 | 46.67点 | 43.62点 | 
設問別分析