【鹿児島大学農学部】科学の力でイノベーション！九州から新たな文化を創造し、世界へ！農業大国から学ぶ魅力・特徴とは？

今回ご紹介するのは鹿児島大学農学部。

温暖な気候に恵まれた鹿児島県は、食の宝庫として知られています。

また、世界自然遺産や世界文化遺産もある魅力あふれる場所です。

目次

1. 「焼酎発酵学」とは？

2. 「焼酎づくり」を体験できる？実験室を覗いてみた！

3. 焼酎作りの技術を発展させた「紅麹菌」の研究とは？

4. 焼酎製造実習に潜入！？

1.「焼酎発酵学」とは？

 日本で焼酎発酵学について研究している大学は鹿児島大学農学部だけ。

焼酎発酵学のヒミツに迫ります！

鹿児島大学ならではの「焼酎発酵学」について農学部 焼酎・発酵学教育研究センター准教授の吉﨑由美子先生に伺いました。

「鹿児島には独特な発酵食品がたくさんあり、焼酎・発酵学教育研究センターでは鹿児島の豊かな自然や食文化までが研究対象になっていることが特色です。」ということでした。

2.「焼酎づくり」を体験できる？

今回、初めての焼酎づくりを見せていただきました！

焼酎学コースに進級した学生が、初めて焼酎作りを体験する実験室に伺いました。

農学部 焼酎・発酵学教育研究センター教授の高峯和則先生に案内していただきました。

一次仕込みの工程や、黄金千貫を粉砕する二次仕込み、蒸留工程の様子を見せてもらいました！

3．焼酎作りの技術を発展させた「紅麹菌」の研究とは？

焼酎作りの技術を発展させた研究も、大きな注目を集めています。

昨年学会で表彰された吉崎先生の研究について、お話を伺いました

「紅麹菌という、これまで日本の発酵食品にあまり使われていない微生物を用いて、より

健康に良い発酵食品を作りたいと考えました。紅麹金を使うことによって、これまでにはない独特な香りを得ることができます。他にも、糖代謝の改善機能や脂肪の蓄積を抑制する機能が期待されています。」と教えていただきました。

「麹や酵母などの微生物は目には見えませんが、焼酎の味や香りが変わっていて、見えない世界と味や香りといった見える世界が繋がる瞬間が、研究の面白さだと思っています。」と教えていただきました。

発酵微生物学コースでは、発酵食品の製造の実習や商品のマーケティング、ラベルのデザインなどを学ぶことで、社会の中で本当に役立つ人材を育成することを目的としていますよ。

4. 焼酎製造実習に潜入！

学びの場は大学の外へと広がります。

さつま無双株式会社へ、焼酎製造実習に行ってきました。

焼酎製造の現場で実習をすることができます。

焼酎は、アジアとの交流の中で鹿児島が作り上げてきたもの。

実際に作って飲んでみるという実習を繰り返し、先人たちの知恵と工夫を科学的に紐解いていきます。

製造実習は大学での実習とはまるで別物。

匂い・味・雰囲気。実際に何が起きているのか、解決すべき問題は現場にあります。

焼酎を通じて鹿児島から世界へ。

「日本にある伝統的なお酒は、清酒と焼酎の2つです。焼酎は、古い歴史で鹿児島がアジアとの交流や、そこから得た技術を取り入れて、自分たちで発展させて作り上げたものです。鹿児島は土壌が豊かではなく、清酒を作ることができませんでした。むしろそれをバネにして昔の人は知恵と焼酎を作り上げました。」

「昔の人が作り上げた研究の成果ともいえる発酵食品を、科学的な視点で紐解いき、実際の作り方はこういう理由があって作られていると気づいた時、ワクワクとドキドキを与えてもらえるところに、やりがいがあります。現在の発酵食品の作り方はどういう意味があるのか理解することで、将来新しい文化となるような製造技術を作りたいです。」

「日本の大事な国酒として世界に認められることで、日本のよさを世界の人により分かっていただけるのではないか、日本に来てみたいと思っていただけるのではないのか、と思います。」とお話していただきました。

あなたも鹿児島大学農学部で学び、世界へ挑戦してみませんか？

※インタビュー内容は取材時点のものです。

▼鹿児島大学 設置学部

法文学部

教育学部

理学部

医学部

歯学部

工学部

農学部

水産学部

共同獣医学部

▼鹿児島大学のHPはこちら

▼鹿児島大学農学部のHPはこちら

▼キャンパスの天気は？（全国学校のお天気）

▼東進の大学入試偏差値一覧（ランキング）

▼東進TVのチャンネル登録はこちら