【山形大学工学部】東北地方の高校生必見！！日本唯一の研究環境がココにある！

東北地方の高校生必見！！

日本で唯一とも言える研究環境がココにある！

今回は、６つの学科があり、幅広い研究分野を持つ山形大学工学部をご紹介します！

日本で唯一とも言える研究環境を有する山形大学工学部。傷が勝手に治る、自己修復素材！？鉄よりも強い高分子！？日本でも有数の高分子加工装置を持つ工学部ならではの研究に迫ります！

工学部で医薬品開発！ハイレベルな研究の基礎となるのは、高校の生物で習う遺伝子に関するあの原則！？

ストレスを数値化！？数値化に必要な３つの要素とは一体？センサーを使って人の行動を読み取る研究を行う学生にインタビューしました！

あなたも、様々な分野に門戸が開かれている山形大学工学部で自分が興味関心を持つ学びを見つけ、夢や未来への可能性を広げませんか？

【目次】

１．学びの幅が広い６学科|自分のやりたいが見つかる!!

２．傷が自動修復？不思議な素材を作り出す！

３．工学部で医薬品研究！？|分野にとらわれない研究ができる！

４．データ解析で世の中に貢献する！

1. ６学科！？工学部の幅広い学び

山形大学工学部は、６つの学科で『幅広い研究分野を持つのが特徴』です。自分の関心ある分野を学ぶことができます。

そんな山形大学工学部の研究について詳しく見ていきましょう！

2.傷を自動修復！？不思議な素材

まず初めにご紹介するのは、傷が勝手に修復する不思議な素材についての研究です。松葉豪先生は、分子がどうやったら壊れたり、くっついたりするのかの原因を知ることによって新しい材料の開発につながると考えているそうです。先生の研究によって、高分子自身に自分で傷を治すという自己修復性を持たせ、カメラやレンズについた傷を勝手に治すことができるんです！また、鉄よりも強い高分子も開発できたり、軽くて丈夫な車・飛行機などの研究にもつながったりするそうです！先生に山形大学工学部ならではの強みについて伺ったところ、「日本でも有数の高分子を加工する装置を持っていて、高分子や有機材料に特化した研究ができる、というのが非常に大きな特徴。学生は実験の中で加工方法やそれを作るための合成化学という非常に広い視野を得ることができ、そういう意味では日本で山形大学工学部が唯一だと考えている。」とおっしゃっていました。

3.工学部で医薬品を作る！

続いては化学バイオ工学科の研究室にお邪魔してきました。工学と聞いてイメージするものはなんでしょう？医薬品をイメージする人は少ないのではないでしょうか。山形大学工学部には医薬品を作っている真壁幸樹先生がいらっしゃいます。先生は、医薬品の一種であるバイオ医薬品というものを作っていて、例えばガン細胞の受容体を抑えることでガンの薬になったりもするんです！バイオ医薬品は分子量が１５万ほどあり、有機合成が難しいため「遺伝子工学」「タンパク質工学」といった工学部の技術である工学技術を応用しながら作っています。

この研究の基礎となるのは、高校生物で習う「セントラルドグマ」というもので、それを応用して研究を行なっているそうです。研究成果がどのように社会に役立つか伺ったところ、「バイオ医薬品はガンの薬などとして広く応用されているが、作るのが難しい・値段が高いという問題がある。より効率的に効果の高いものを作ることができれば、安く作ることができるのではないかと考えている。」とおっしゃっていました。

4. ストレスは数値化できる！？

半導体集積回路の低消費電力化、トランジスタの構造をうまく利用したセンサーの開発、あらゆるモノのデータを可視化して出すような機器の開発・ネットワークの構築・データ分析という、数多くの研究を行なっている原田知親先生にお話を伺ってきました。特に力を入れている睡眠解析とストレス解析の研究について、「３つの要素（脈拍・声・表情）を総合的に判断しデータ解析することによってストレスが溜まっているのか否かを判別することができる」とおっしゃっていました。

IoT関連の研究の一つとしてセンサーを使って人の行動を読み取る研究を行なっている学生にもお話を伺いました。津田さんは、情報の世界が急速に発展している中で人の能力だけでは判断できないようなものを、センサーを使って正確に測定することで世の中に貢献できるのではないかと考えているそうです。

※インタビュー内容は取材時点のものです。　

【山形大学について】

山形大学工学部は、高分子・有機材料工学科、化学・バイオ工学科、情報・エレクトロニクス学科、機械システム工学科、建築・デザイン学科、システム創成工学科からなる１学年定員650人という大きな学部です。1910年、現在の地に，米澤藩の時代から盛んであった繊維産業のさらなる発展とそれを支える人材の育成を目的として地域の絶大な支援を得て官立米澤高等工業学校が設立されました。1949年、学制改変により同校は山形大学工学部となりましたが、当時の本館は国指定重要文化財として現在も同じ佇まいを残しています。 1915年秦逸三教授が、産業界の支援を得て日本で初めて人造絹糸の生産技術を確立し製造所を設立したことに始まる創造のスピリットは今に受け継がれています。現在では、工学は技術一辺倒ではなく、自然環境・持続可能社会そして多様な価値観と文化的背景に配慮したものでなければなりません。山形大学工学部では，座学における知識・論理的思考力の修得，実験・実習における行動力・実践力・協調性・コミュニケーション能力の修得，創成科目・卒業研究における応用力・問題解決力・倫理観等の醸成を経て，様々な分野で中核的な役割を果たせる広い視野を持った技術者を養成します。大学院では、さらに専門分野を深く学び、本格的な研究活動を通して高度な技術開発力・研究力を身につけることができます。

【山形大学設置学部】

人文社会科学部

地域教育文化学部

理学部

医学部

工学部

農学部

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