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2017年 7月 6日 木を見て森を見ず
こんにちは。浅見です。
さて、この夏休みはセンター試験の過去問を解くことが多くなりますね。
沢山の問題に当たって回答速度を上げ、正確さを身に付けることが大きな目的ですが、実はもう一つ大きな理由があると思います。
それは、「最適な回答順序を見つける」ということです。
センター試験では、様々な難易度の問題が出てきます。分野も多岐にわたるので、各人の相性もあるでしょう。
今まで模試を受けてみて、
「大問1から解き進めたら、途中で難しい問題があって詰まってしまった。」
「最後の大問が自分の得意分野だった。」
こういったことがあったのではないでしょうか。
自分の場合は国語の評論が速読できなくて、それで詰まった結果漢文に時間が全然足りなくなる、数学ⅡBで最初から解いたらいつもベクトルの時間が足りない、ということが模試を受けて分かってきました。
他の部分に自分が得意な問題があるのに、順序に縛られて最初にある問題しか見ない。
これではまさにタイトルの通りです。全体の地形(難易度)を見ずに最初に一つ一つの木(特定の問題)にこだわる。
ではどうしたか。
まずは、それぞれの大問に何分くらいかかるか、理想はどれくらいの時間かを把握する。
(ここで改善の余地があるなら、大門別演習で解く時間を早める。)
そのうえで次のステップに進みます。
国語は思い切って漢文→古文→物語→評論と順序を逆転させました。
こうすることで評論に時間が残り、この後にまだ問題があるというプレッシャーを軽減することが出来たのです。
数学は逆に数列(いつも考えすぎて時間がかかった)を先に考えた後にベクトルをさっさと解き(割とすんなりいく)、大問1、2を後半で進める(こちらは得意なので、後でも焦らずに解けた!)という方法を編み出し、これも大成功。
自分の実力を上げただけでなく、問題を解く効率も上げることによって大きな成果を出すことが出来ました。
国語も高2までは100点切りすらあったのが、最終的に140-160の間にいつも収まるようになりました!
ここまでは全体としての方針ですが、臨機応変な対応も重要です。毎回問題を最初に確認して、もし普段最初に解く分野が難しそうだったら後回しにするということもしました。
まさに木も森も見るという戦略だったのです。
本番で最大限の力を発揮できるよう、解く方針も考えて下さいね!