形式の複雑な設問が減り、内容的にもやや易化した
大問数 |
減少 | 変化なし | 増加 |
設問数 |
減少 | 変化なし | 増加 |
マーク数 |
減少(-2) | 変化なし | 増加 |
難易度 |
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 |
分量について、大問数は5題である。前年度は設問数33・マーク36と2013年度から実質的に増加したが、本年は前年と同じであった。形式について、組合せ式の設問は前年(15問)から大きく減少して8問であった。また、5個以上の選択肢から2つを選ぶ正誤判定問題が3問から1問に減少した。図表・写真は前年(26点)よりやや増えて29点であったが、そのうちセンター試験地理Aの特徴の一つである写真を利用した問題は前年と同じ4問であった。内容について、第1問から第4問のうち、地誌の大問であつかう地域が昨年のアフリカから東アジアに変わっただけで、他の大問テーマも昨年から大きな変化はない。また、例年通り第5問の地域調査に関する問題は、地理B(第6問)との共通問題であった。いずれも高校地理に関する標準的な知識や図表を読み取る力を要求する問題であり、総合的な学力が求められる。一部には難問もみられるが、全体的には標準レベルの設問が多く、難易度としては前年よりやや易化したと思われる。
年度 |
大問 |
出題分野 |
設問数 |
マーク数 |
配点 |
2015
|
第1問 |
地理の基礎的事項 |
8 |
8 |
24 |
第2問 |
国境を越えた様々な結びつき |
7 |
7 |
21 |
|
第3問 |
東アジア地誌 |
7 |
7 |
21 |
|
第4問 |
地球的課題と国際協力 |
5 |
6 |
16 |
|
第5問 |
地域調査(北海道富良野市) |
6 |
6 |
18 |
|
2014
|
第1問 |
地理の基礎的事項 |
8 |
8 |
23 |
第2問 |
国境を越えた様々な結びつき |
7 |
8 |
22 |
|
第3問 |
アフリカ地誌 |
7 |
8 |
22 |
|
第4問 |
地球環境問題と国際協力 |
5 |
6 |
16 |
|
第5問 |
地域調査(愛知県知多半島) |
6 |
6 |
17 |
|
2013
|
第1問 |
地理の基礎的事項 |
8 |
8 |
24 |
第2問 |
国境を越えた様々な結びつき |
7 |
7 |
21 |
|
第3問 |
南アジアにおける自然環境と人々の生活 |
7 |
7 |
22 |
|
第4問 |
地球的課題と国際協力 |
5 |
5 |
15 |
|
第5問 |
地域調査(徳島県鳴門市) |
6 |
6 |
18 |
|
2012
|
第1問 |
地理の基礎的事項 |
8 |
8 |
24 |
第2問 |
国境を越えた世界の結びつき |
7 |
7 |
21 |
|
第3問 |
中央・南アメリカ |
7 |
7 |
21 |
|
第4問 |
貧困・社会的不平等にかかわる地球的課題 |
5 |
5 |
16 |
|
第5問 |
地域調査(静岡県大井川流域) |
6 |
6 |
18 |
過去の平均点の推移
2014 | 2013 | 2012 | 2011 | 2010 |
---|---|---|---|---|
51.76点 | 50.09点 | 47.42点 | 52.58点 | 53.58点 |