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センター試験解答速報2016

1日目解答

地理歴史

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公民

現代社会 倫理 政治・経済 倫理、政治・経済

国語

国語 

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2日目解答

理科1

物理基礎 化学基礎 生物基礎 地学基礎 

数学1

数学I 数学I・数学A 

数学2

数学II 数学II・数学B 

理科2

物理 化学 生物 地学 
数学II・数学B
全体概観

誘導がかなり詳しくなった一方、微分積分の計算量が大きく増加したが、難易としては全体的に大幅に易化した。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加  
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化  

第1問は〔1〕が指数・対数関数の問題、〔2〕が三角関数を含む方程式の問題である。〔1〕の前半のグラフの位置関係の問題はやや目新しい。また、〔2〕は丁寧な誘導がなされているので、計算の目的を見失わず、解き進めることが重要である。ここで確実に得点を積み重ねたい。第2問は微分法・積分法の問題で、2つの放物線に挟まれた部分と、正方形の共通部分の面積を考える問題。計算量が非常に多いので、要領良く対応し、後に時間を残すことが必要である。第3問は群数列の問題。例年よりは解きやすいが、番号のずれなど、ミスしやすい落とし穴があるので注意が必要。第4問は空間ベクトルの問題である。四面体の標準的な問題であり、内積計算、絶対値計算などが中心である。(1)の初めの絶対値計算が少し面倒であるが、以降の問題は数値も簡単であり、計算量も多くない。誘導に乗って計算していけば対応も容易。第5問は単純な反復試行による数直線上の点の移動に関する問題。設定された確率変数についての値の計算、その平均、分散の計算が中心。後半は標準化の手法により標準正規分布を考える。さらに信頼度95%の信頼区間を求める。正規分布表を正確に利用して計算することが重要。

年度

大問

出題分野

配点

2016

 

 

第1問

[1] 指数関数・対数関数

30

[2] 三角関数

第2問

微分法と積分法

30

第3問

2問選択

数列

20

第4問

ベクトル

20

第5問

確率分布と統計的な推測

20

2015

 

 

第1問

[1] 三角関数

30

[2] 指数関数・対数関数

第2問

微分法と積分法

30

第3問

2問選択

数列

20

第4問

ベクトル

20

第5問

確率分布と統計的な推測

20

過去の平均点の推移

2015
39.31点

設問別分析
【第1問】指数・対数関数、三角関数
[1](指数・対数関数)
 前半が、指数・対数関数のグラフの位置関係を問う問題、後半が、対数関数の最小値を求める問題。前半がやや目新しいものの、式変形を正しくできれば容易である。後半も教科書の練習問題レベルであるので、時間を掛けずに対応したい。

[2](三角関数)
 2倍角、半角の公式を用いて三角関数を含む方程式の解や、解の個数を求める問題。丁寧な誘導がなされているが、対応できるかどうかは基礎力次第。単位円を描いて角の範囲と解の個数をしっかり考えられるかがポイント。
 
【第2問】微分法・積分法
 2つの放物線に挟まれた部分と正方形の共通部分の面積を考える問題。積分区間の両端に文字定数を含むため、計算量が非常に多いが、計算式ははっきりしているので、その後、要領良く解くことができるかどうかがポイント。

【第3問】数列 (選択問題)
 群数列の問題。具体的に書き並べて各群の規則を見るのがポイントであるが、例年よりは解きやすい。しかし、各群の群の番号と分母の数が一致していないため、慎重に進めないとミスが起こりやすい。

【第4問】ベクトル (選択問題)
 空間ベクトルの問題である。四面体の標準的な問題であり、内積計算、絶対値計算などが中心である。(1)の初めの絶対値計算が少し面倒であるが、以降の問題は数値も簡単であり、計算しやすい。誘導に乗って計算していけば対応も容易。

【第5問】確率分布と統計的な推測 (選択問題)
 単純な反復試行による数直線上の点の移動に関する問題。設定された確率変数についての値の計算、その平均、分散の計算が中心。後半は標準化の手法により標準正規分布を考える。さらに信頼度95%の信頼区間を求める。正規分布表を正確に読み取り計算できるかどうかがポイント。