
全体概観
大問数が2、設問数が14、マーク数が16で出題形式に変化はなかった。 化学基礎の教科書の各分野が偏りなく出題され、教科書の「発展」や「探究活動」からは出題されなかった。
| 大問数 | 
                減少 | 変化なし | 増加                 | 
			
| 設問数 | 
                減少 | 変化なし | 増加                 | 
			
| マーク数 | 
                減少 | 変化なし | 増加                 | 
			
| 難易度 | 
                易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化                 | 
			
大問数は2題、配点は25点ずつで、いずれも変化はなかった。マーク数は16で、2016年と同じであった。マーク数は、正誤選択4、物質や図選択5、組合せ解答3、計算4で、選択肢数は4〜8択であった。
文字式の計算や反応式が与えられていない計算、グラフから読み取る計算など、計算問題にやや解答しにくいものがあったものの、全体としての難易度はほぼ昨年並みであった。過去問と類似したものがいくつかあり、例えば第2問の問2は、2008年センター試験化学Iの追試で出題された単分子膜の断面積とアボガドロ定数に関する問題によく似ていた。教科書の「発展」や「探究活動」からの出題はなかった。
  | 
    大問  | 
    出題分野  | 
    設問数  | 
    マーク数  | 
    配点  | 
  
2017  | 
    第1問  | 
    同素体、同位体、化学結合、結晶の種類と分子の形、物質の三態、実験操作、日常生活に関連する物質  | 
    7  | 
    8  | 
    25  | 
  
第2問  | 
    物質量、化学反応式、実験器具の使い方、中和反応、酸化還元反応  | 
    7  | 
    8  | 
    25  | 
  |
2016  | 
    第1問  | 
    同位体、共有電子対・非共有電子対、電子配置、化学結合、物質量、気体の捕集法、物質の分離  | 
    7  | 
    8  | 
    25  | 
  
第2問  | 
    物質量、化学反応式、モル濃度、中和滴定、塩、酸化還元反応、電池  | 
    7  | 
    8  | 
    25  | 
  |
2015  | 
    第1問  | 
    単体、原子の構造、物質の三態、電子式、極性、化学結合、人間生活と化学  | 
    7  | 
    7  | 
    25  | 
  
第2問  | 
    物質量と化学反応式、酸と塩基、酸化還元反応  | 
    7  | 
    7  | 
    25  | 
  
過去の平均点の推移
| 2016 | 2015 | 
|---|---|
| 26.77点 | 35.30点 | 
設問別分析