【東進調査】社会人と高校生のデジタルスキルを比較 「プログラミング的思考力」等で高校生が社会人を上回る
2024/11/12
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今回ご紹介するのは山梨大学工学部。日本の未来を支える最先端の工学に迫ります。
山梨大生が取り組んでいる、未来に向けた研究をご紹介します。
山梨大学院機械工学コースの学生に「どんな研究をしていますか」と質問しました。
「未来の新たな自動車の作り方を提案する研究に取り組んでいます。大型計算機を用いた数値シミュレーションによる研究で、バーチャル上で様々な物理現象を解明し100年に一度の大変革期と言われる自動車業界でさらなる発展に貢献したいと考えています。」と教えていただきました。
山梨大学院メカトロニクス工学の学生に「どんな研究をしていますか」と聞きました。
「私の研究は、成長期の女児に発症しやすい、背骨が曲がってしまう病気が対象です。症状が重い場合、背骨をまっすぐにするために体内に金属の棒を埋め込みます。従来は背中を大きく開いてその長さを調整するため、患者の体に大きな負担がかかってしまいます。この負担をなくすために体外から金属棒に超音波を当てて、長さを調節する仕組みを研究しています。」ということでした。
研究や学びが、どのように社会に生きるのか。先生にお伺いしましょう。
電気電子工学科の佐藤隆英教授に「研究内容を教えてください。」と質問しました。
すると以下のように答えていただきました。
「人工知能とリアルの世界の間には、必ずアナログ集積回路があります。私はアナログ集積回路の研究をしております。中でも、生体信号を扱う集積回路を作っています。」
「今までの技術だと取り込むことができなかった生体信号を、取り込むことができる回路を作り、人工知能と結びつけることで今までは見過ごしていた身体からのサインを取り出し、健康や病気の克服などに役立てると思い研究をしております。」
次いで、コンピュータ理工学科の木下雄一朗朗先生に「研究内容を教えてください。」と尋ね、以下のことを教えていただきました。
「感性情報処理とヒューマンコンピュータインタラクションという2つの分野を研究しています。感性情報処理は、人間がものやことに対して抱くイメージや気持ちをコンピューターでモデル化する分野です。」
「コンピューターでモデル化することによって、人間らしい振る舞いのできるコンピューターが実現できます。ヒューマンコンピュータインタラクションは例えばスマートウォッチには新しい技術が出てきた場合に、今までのデバイスとは全然違う使い方ができます。そこで、どういう使い方をすればより我々が便利になるかを新たに設計していく分野です。」
同じく木下先生に「身につけた技術は、社会でどう役立ちますか。」と質問しました。
「コンピューターは自動車や家電の中にも組み込まれています。電気や水道と並んで、情報システムは今社会的なインフラです。コンピュータ理工学科で学ぶ技術は幅広い分野で役立ちます。第一線の技術者として、活躍していただけると思います。」木下先生はこのようにおっしゃっていました。
続いてご紹介するのは災害に強いまちづくり。命を守るための研究をご紹介します。
土木環境工学科の佐藤賢之介先生に「研究内容を教えてください。」と尋ねました。
「耐久性に富んだコンクリート構造物の設計、安全に維持する技術の研究をしています。より劣化しにくいコンクリートを作ることで、コンクリートの寿命をいかに延ばしていかに安全に使えるようにするか、といったところに繋がっていくと思っています。」
「セメントは私たちの身の回りのいろいろな廃棄物から作られます。廃棄物を有効利用しないと処理が立ち行かなくなる状況です。この研究は、SDGsに貢献している産業だと思います。」と教えてくださいました。
土木環境工学科の学生に「実験を通して学んだことは何ですか。」とインタビューすると、
「長い時間実験を行う際に、計画を練ることが重要だと学ぶことができました。」と答えてもらいました。
「将来の夢を教えてください。」と尋ねると、
「日本中のインフラを支えられる土木技術者になりたいと考えています。」ということでした。
最後に、物質の力でイノベーションを起こす最先端の研究をご紹介します。
応用化学科の小幡誠教授に「研究内容を教えてください。」と聞き、以下のように教えていただきました。
「私たちの研究室では、精密重合と呼ばれる技術を駆使して、工学や医学に役立つ機能性高分子を開発しています。」
「航空機やロケットを開発する時には、機械式のセンサーを模型表面に埋め込み、空気圧を測定していたのですが、感圧塗料と呼ばれる技術を使うと、塗料を模型に塗り、発行画像を取得することによって圧力分布を求めることができ、完全に画像として分布がわかります。非常に精密な計測ができる点が画期的です。」
先端材料理工学科の学生に「研究内容を教えてください。」と質問しました。
「半導体など、ナノレベルの世界の理論研究をしています。量子力学を使い実際起こる現象を理論的に解明していきます。」と答えていただきました。
「将来の夢は何ですか?」と聞くと、
「スマホやパソコンのような、どんどん進化を遂げていくモノに自分も関わって社会に貢献することが将来の夢です。」と答えていただきました。
日本の未来を支える最先端の工学をご紹介しました。
あなたも山梨大学工学部で学び、地域社会と未来に貢献しませんか。
※インタビュー内容は取材時点のものです。
▼山梨大学について
山梨大学は「地域の中核、世界の人材」を掲げ、1949年に発足しました。未来世代に配慮した教育研究を展開し、地域社会の抱える課題を地域として共同して解決することを目指しています。
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