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2024/09/12
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今回ご紹介するのは長崎大学水産学部
豊富な種類の海に囲まれた、世界有数の環境が魅力。水産を学ぶなら長崎大学、今回は長崎大学水産学部の学びに迫ります!
1. 附属練習船「長崎丸」での充実の実習
長崎大学が保有する2隻の附属練習船の1つ「長崎丸」の船長、森井先生に長崎丸での実習について伺いました。長崎丸では、船に乗ることで海の状態を調べる手法を学ぶ短期航海と、実際に魚がいる環境でその環境をどう変えていくのかを学ぶ2週間航海の2つの実習が行われているそう。航海士や乗組員の指示に従って実際に船を動かす航海実習は、学生に1番人気の実習だそうです。また、長崎大学で水産を学ぶ素晴らしさについては、漁港数日本一の恵まれた環境で、調査研究を自らの手でやって変化を実感できることは素晴らしいことだとお話しされていました。
2.海の生態系の頂点、鯨類の研究
鯨類の社会性やライフサイクルについて研究している天野先生、長崎の海は鯨類の研究に絶好の場所だそう。その理由と先生の研究内容について伺いました。鯨類は、海の生態系トップにいるからこそ生態系全体に対して影響を及ぼしていることがわかっています。そんな鯨類の生活を研究することは、他の生物への影響を知る上で大切なことだそうです。また、長崎は内湾、沿岸、深い海と様々なタイプの海が揃っており、1つの場所において全く違うクジラやイルカを研究できる、世界を見渡しても珍しい絶好の場所とのことです。
3.水産業の諸問題を科学的に解決する
続いて、バイオテクノロジーを用いて海洋生物を研究する吉田先生の研究室へやってきました。吉田先生の海洋生物科学研究室では、海洋生物のタンパク質や遺伝子を詳しく調べることで水産業の諸問題の解決に貢献しています。吉田先生に詳しくお話を伺いました。海水温の上昇によって熱ストレスが魚にかかることにより、タンパク質が水に溶けにくくなってしまう「やけ肉」現象が発生してしまうそうです。そんな中、先生はそうした熱ストレスによって変性してしまったタンパク質を元に戻す遺伝子を発見したそうです。やけ肉を回避する遺伝子を多く持つ魚を掛け合わせることで、やけにくい魚を作る研究をしているとのことでした。
4.風車に魚礁の機能を持たせる、長崎大学の新たな取り組み
最後に環東シナ海環境資源研究センターセンター長の川邊先生に、先生の研究とセンターでの研究、そして長崎大学水産学部の魅力についてお話を伺いました。先生は、バイオロギングという魚にセンサーを取り付ける手法を用いて、魚の目線で魚の生態について研究されているとのこと。センターでの研究については、長崎県が海洋の再生可能エネルギー地域に内閣から指定を受けたことを受けて、長崎大学でもそれにコミットし、海の上に風車を建ててそこに魚礁の機能を持たせ、養殖業などの新しい産業ができるように活用する研究などを工学部や環境科学部の先生らと共同して研究しているのとのことです。長崎大学水産学部の魅力については、長崎は世界にあるような有名なタイプの海が一通り揃っており、長崎大学水産学部に入れば長崎の地だけで世界中で起こっているような魚や資源や環境の問題を一遍に学べるところが一番の魅力だとお話しされていました。
長崎大学水産学部では、海にまつわる様々な問題を研究することができます。あなたも、長崎の豊かな環境で思いっきり研究に取り組んでみませんか?
※インタビュー内容は取材時点のものです。
日本一の漁港数を誇る長崎県は、豊富な種類の海に囲まれた、世界で有数の環境。長崎大学水産学部は、そうした環境を活かした充実の実習が魅力です! 水産を学ぶなら長崎へ、今回は長崎大学水産学部をご紹介します!
長崎大学が保有する附属練習船「長崎丸」には、最新の研究設備と操船システムが備わっています! 実際に船を動かす操船練習は、学生に一番人気の実習です。
そして、海の生態系トップに君臨するクジラ、その影響は生態系の全体に及びます。内湾、沿岸、深い海といった豊富な種類の海が揃う長崎は、クジラ研究にも絶好の場所です!
現在、深刻な問題となっている地球温暖化。温暖化による熱ストレスは、魚の肉質を水っぽく変性させてしまう「やけ肉」という現象を引き起こしてしまいます。「やけ肉」を直す遺伝子を発見し、熱ストレスを受けにくい魚を作る。長崎大学は食品問題の解決にも取り組んでいます。
魚にセンサーを取り付ける「バイオロギング」研究では、魚の目線で魚の生態を研究しています! さらに、海上の風車に漁礁の機能を持たせ、新たな産業を作る取り組みも行われています。
豊富な海洋環境を生かし、様々な角度から海と向き合う長崎大学。
あなたも長崎の海で充実した研究をしてみませんか?
〔Contents〕
0:00 長崎大学水産学部の魅力的な研究に迫る
0:30 2隻の附属実習船に乗って海を学ぼう
1:55 多様な鯨類が生息する長崎の海
3:40 水産の諸問題を化学的に解決する!
5:00 東シナ海を臨む共同利用拠点
▼長崎大学について
長崎大学は、1857年(安政4年)11月12日、オランダ軍医ポンペ・ファン・メールデルフォールトが長崎奉行所西役所の一室で医学伝習を開始したことを創基とし、現在は10学部7研究科を擁する総合大学(2022年現在)。
詳細は長崎大学 受験生の入試情報サイト内「5分で分かる長大のすごいポイント」をご覧ください。
https://www.nagasaki-u.ac.jp/nyugaku/know/
▼長崎大学設置学部
多文化社会学部
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▼長崎大学のHP はこちら
https://www.nagasaki-u.ac.jp/
▼長崎大学水産学部のHP はこちら
https://www.fish.nagasaki-u.ac.jp/index-j.htm
▼長崎大学入試情報サイトはこちら
https://www.nagasaki-u.ac.jp/nyugaku/
▼長崎大学の関連動画はこちら
【長崎大学】新設学部から留学まで|いろいろな挑戦を聞いてみた!!
https://www.youtube.com/watch?v=9VIzEz-xihQ
▼東進の大学入試偏差値一覧(ランキング)
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