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2017年 10月 15日 慶應義塾大学(文系学部)の英語 (吉田)
こんにちは!
慶應大学の吉田ひかるです。
さて、今日は英語の試験対策方法などを紹介します。
以下が目次になります。
~目次~
1 慶應義塾大学の英語の難易度
2 学部別の試験の特徴
3 対策方法
1 慶應義塾大学の英語の難易度
慶應義塾大学の英語のレベルは私立最難関と言われています。
そのうえ科目別の配点を比べると、かなり英語の配分が多いということが挙げられます。
早稲田大学と違い、学部ごとに出題傾向が大きく違うため、かなり学部に特化した学習が必要になります。
なにがそんなに慶應の英語の試験を難しくしているのかというと、長文の出題の源がThe Economist The New York Times など、ネイティブ向けの新聞や雑誌であることが多い点でしょう。
2 学部別の試験の特徴
・文学部
辞書が2冊持ち込めること、そして試験時間が2時間と長いことが大きな特徴です。
辞書が持ち込めるため、本学部が第1志望の人は紙辞書に慣れておくことをお勧めします。
私が試験会場に行って1番驚いたのが、受験生の辞書を引くときの音が教室いっぱいに広がっていたことです。
かなり集中力を奪われるので、要注意です。
・経済学部
試験が、マークと英作文で半分ずつになっており、マーク試験で一定点を取れないと英作文を採点してもらえないということが大きな特徴です。
マークでは、長文が3題も出されるうえに英作文もその中の長文から読みとれたことをもとに作成しなくては書くのが難しくなっているので、気を付けてください。
しかしレベルは他学部より高くないため、他学部よりも合格点が高いことが特徴です。
・法学部
英語の配点が全体の半分であるうえに文系学部の最難関であるゆえにかなり難易度が高いです。
熟語などに関しては高い語彙レベルの知識が必要で、長文の量が多いため速読力が必要です。
また、全てややこしいマーク式なので、ひっかかりやすいのも特徴です。
・商学部
商学部の英語は、長文が比較的解きやすいものと言われています。
語彙力は他学部に比べるとそこまで高くは求められていません。
しかし、速読力がないと試験時間内に解くことが難しいので、演習量を重ねることが必要です。
3 対策方法
全体として、語彙力や熟語力は高いものが求められますが、学部ごとの傾向が大きく違ううえに、語彙も学部に関係あるものが特に解くうえでのキーとなるので、たくさんの過去問演習が欠かせません。
その前に何をすればいいか?
それは、スタンダードな英語の学習でかまいません。
単語、熟語、文法の知識を固め、長文で発揮し、たくさん音読をして(1日30分、演説をするかのように)英作文で英語での思考力をつける。
ちなみに、私は高校3年になってから音読をしなかったことはないくらい音読をして、英作文も第3者に添削をたくさん頼むなどして、反復する学習を心がけました。
単語力に関しては、東大受験者と同じくらいの知識を付けることを徹底しました。
過去問は、第1・2志望どちらも慶應だったのですが、どちらも20年分くらい解きました!!
この演習量が本番の自信につながりました!
慶應の入試だからといっても、基礎力がついたらあとは過去問を分析して、自分で慣れていくことが何よりも重要です。