ブログ
2017年 11月 25日 東大英語を打破するために(新倉)
こんにちは、東京大学文科一類1年の新倉仁美です。今日は東京大学の英語についてお話しさせていただこうと思います。
目次
1 東大英語の概要とその特徴
2 東大英語の対策
1 東大英語の概要とその特徴
東京大学の英語は、配点120点、試験時間120分の長丁場です。
構成は1979年以降一貫して大問5問構成をとっていますが、
その中身は要約、英作文、リスニング、長文問題など
種類は多岐にわたります。
特徴としては、問題の種類の多さもさることながら、
何と言っても「量」になります。
同じ解答時間の京都大学の英語問題用紙が5ページ前後なのに対し、
東京大学は26ページもあります(リスニングスクリプト抜きです)
ここから見られるように、
英語のネイティブ話者でない限り、東大入試の英語の量を解き切るのは相当難しいです。
英語力に加えて解き方の強弱など「戦略」的な部分が必要になってくるのが、
東京大学の特徴と言えるでしょう。
2 東大英語の対策
まず言えるのが、
東大の過去問を見てみる、ということです。
東大の問題は入試問題の中でもかなり特殊なので、
常に求められていることを意識して勉強に臨む必要があります。
これは、低学年の皆さんにも受験生にも言えます。
特に、受験生はこの時期、「基礎に戻る」最後の時期になるとは思いますが、
あくまでも東大の入試問題の方向性を踏まえた勉強にしましょう。
また、先ほども触れましたが、
戦略的に解くというのもポイントの一つです。
東大入試は2次試験で得点が7割なくても合格することができます。(学部によりますが・・)
最後まで解く必要もないし、一つ一つの大問を完璧に解く必要もないのです。
そのような自分のベストの戦略を立てることが、特にこの時期の受験生の課題なのではないかと思います。
オススメの教材としては、やはり過去問ですね。
25年以上遡ると形式が変わってきてしまいますが、そのぐらいはやる価値があります。
幸い東進はじめ各予備校が模擬問題集を出版しているので、
問題が足りなくなることはないと思います。
英語力養成に加え、常に自分の解く順番、時間のかけ方を見つめ直し、
ベストな戦略をきたる入試までに立てましょう。