東進SNS公式アカウント
永瀬昭幸 理事長インタビュー全国統一テスト企業案内サイトマップニュースリリース
数学オリンピック 生物学オリンピック 地理オリンピック 地学オリンピック
東進ドットコムトップページ > センター試験解答速報2017 > 学習アドバイス
トップヘ戻る。 センター速報 学習アドバイス

◇センター試験地学の特徴
センター試験地学が「地学基礎」と「地学」の2科目になって今回で3年目です。センター試験「地学」がどのようなものか、出題形式と内容を確認するために、問題に挑戦してみましょう。「地学基礎」についても同様に挑戦し、「地学」と「地学基礎」の違いも確認しておきましょう。「地学」の学習はこれからという人も多いでしょうが、まずはセンター試験「地学」がどのようなものか体験しておくことが大切です。そのためには、昨年度の問題にも挑戦してみましょう。
センター試験の出題範囲は教科書に限られています。センター試験で高得点を得るためには、「教科書」→「問題演習」→「教科書」という流れの学習方法を徹底して、教科書を徹底理解することが何よりも大切です。注意すべきは「地学」が暗記科目ではないということです。徹底理解には、教科書の通読から始めましょう。すでに授業を受けている場合も、あらためて教科書を通読しましょう。はじめは、理解しようとか暗記しようとか考えずに、地学の内容を概観することが大事です。地学は地球物理、プレートテクトニクス、岩石・鉱物、地質・地史、気象、天文、自然環境と範囲が多岐にわたっています。これらについてどんなことを学ぶのか、どのような図表やグラフがあるのか、大体のイメージを最初に作っておくことがその後の学習にとても役立ちます。

◇これからの学習について
教科書を通読したら、今度はできるだけ丁寧に教科書を読んでいきます。このときに大事なことは地学の各分野それぞれの論理の道筋と展開を把握することです。どのような観測や観察、実験がされて、そこからどのような考察がされているのかを理解しましょう。そのために、図・表・グラフを正確に読む力をつけていきましょう。教科書の図やグラフはセンター試験に繰り返し出題されています。図やグラフを正確に読むためにはそれを自分でノートに書いてみることが大切です。書いてみると、見ているだけでは分からなかったポイントが見えてくるはずです。教科書を読むときは用語を暗記しようとするのでなく、その用語がどのように使われているのか、その論理の道筋を理解するようにしましょう。

◇模試を活用しよう
新しい科目である「地学」にはまだ十分な量の過去問がありません。以前の「地学I」とは範囲も内容もかなり違っています。ですから、早くから多くの模試を受けることが学習を進めるうえで重要になります。2ヵ月ごとに実施される東進のセンター試験本番レベル模試は年6回で地学の出題範囲をすべてカバーしていますので、学習の進め方と学習の不足点を判定できる、とてもよい機会になります。2月のセンター試験本番レベル模試からぜひ利用してください。

分野全体について基礎的知識を問う標準的問題が大半で、昨年、一昨年に比べて易化した。 地質図学は小問1問のみ。計算問題は少なく、また容易であった。選択問題はリソスフェアと磁気圏、気温の鉛直分布と波。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

出題分野、大問数と大問の分野は昨年、一昨年と同じ。第1問の小問数が8から7に、第2問の小問数が5から6に、第3問の小問数が8から5に、第4問の小問数が5から8になり、気象分野の出題が減り、天文分野の出題が増加した。
基本的事項の知識問題が大半で、グラフや図もわかりやすいものである。教科書の基本事項を丹念に学習することが高得点につながる出題である。難問はなかった。

第1問はプレート境界とプレートの動き、地球の重力と地震波の伝わり方、放射性同位体についての基本的出題であった。第2問は地球の大気組成の変化と生物の歴史、地質図、マグマの結晶分化作用についての基本的な出題であった。第3問は全球の海面気圧の分布と大気の大循環の関係、地衡流についての基本的な出題であった。第4問は太陽と銀河系・銀河についての基本的知識を問う出題であった。計算問題は1問のみで、基本的で容易な問題であった。第5問(選択)はアイソスタシーの計算、地殻熱流量の分布、海洋底の年代、磁気圏の形についての基本的な理解を問う出題であった。第6問(選択)は気温の鉛直分布と大気の安定・不安定、波についての基本的な理解を問う出題であった。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2017

第1問

地球

7

7

24

第2問

地球の歴史と地層および岩石

6

6

20

第3問

大気と海洋

5

5

17

第4問

宇宙

8

8

27

第5問

1問
選択

リソスフェアと磁気圏

4

4

12

第6問

大気と海洋

4

4

12

2016

第1問

地球の内部構造

8

8

27

第2問

地質と岩石

5

5

17

第3問

大気と海洋

8

8

27

第4問

地球と恒星

5

5

17

第5問

1問選択

地球の大気と鉱物

4

4

12

第6問

宇宙膨張

4

4

12

2015

 

 

第1問

地球の形とプレートテクトニクス

6

6

20

第2問

地球の内部構造

3

3

10

第3問

地質と地表の変化

6

6

20

第4問

大気と海洋

6

6

20

第5問

宇宙

6

6

20

第6問

1問選択

火成活動と火成岩

3

3

10

第7問

地球の大気

3

3

10

過去の平均点の推移

2016 2015
38.64点 40.91点

◇センター試験について知ろう。
センター試験地学が「地学基礎」と「地学」の2科目になって今回で3年目です。まず、センター試験「地学」についてその出題形式と内容を確認しましょう。「地学」の学習はこれからという人も多いでしょうが、まずはセンター試験「地学」がどのようなものか理解しておくことが大切です。今回のセンター試験について、大問数と各大問の分野、小問数、出題形式、選択肢の数など、その形式をチェックしましょう。また、すでに「地学基礎」を学習している人は、実際に「地学基礎」の問題に挑戦してみましょう。「地学基礎」の解答時間は30分です。

◇センター試験地学の特徴
センター試験の出題範囲は教科書の範囲に限られています。ですから、教科書の徹底理解がセンター試験高得点の鍵です。このとき、理解と暗記とは違うことに気を付けましょう。教科書の徹底理解には「教科書」→「問題演習」→「教科書」という流れの学習を徹底することです。そのためにまず、教科書を通読することから始めましょう。最初に、「地学基礎」の教科書の通読から始めましょう。通読することで地学学習の全体像を把握することが大事なのです。「地学基礎」の教科書には「発展」や「参考」のページが多くあります。これはどれも「地学基礎」の範囲外ですが「地学」で扱う大事な内容ですのできちんと読むようにしてください。
地学は地球物理、プレートテクトニクス、岩石・鉱物、地質・地史、気象・海洋、天文と分野が多岐にわたっていて、それぞれの分野ごとに探究する方法や考え方があります。それぞれの分野でどのような観察や観測が行われるか、観察や観測からどのようなことが導かれるか、「地学基礎」の教科書の図とグラフをできるだけ丁寧に読み、「探究活動」・「実験・観察」を丁寧に読んでそれを把握するようにしてください。

◇これからの学習について
地学は暗記科目だと言われることがありますが、それは大変な誤解です。センター試験で問われるのは論理的な思考力・判断力と総合的な理解力です。単純な暗記で答えられる問題はせいぜい2割程度でしょう。センター試験で高得点を得るために暗記頼らない学習を心がけて下さい。
学習を効果あるものにするためにセンター試験対応の模試に早くからチャレンジしてみましょう。早くから模試を受けていくことは教科書の理解をより深めることになります。結果に一喜一憂することなく、模試を受けたら解説をしっかり読み、教科書に戻ってその内容を確認していきましょう。2ヵ月ごとに行われる東進のセンター試験本番レベル模試はそのための良い機会になります。まだ早いと思わないでチャレンジしてみましょう。

分野全体について基礎的知識を問う標準的問題が大半で、昨年、一昨年に比べて易化した。 地質図学は小問1問のみ。計算問題は少なく、また容易であった。選択問題はリソスフェアと磁気圏、気温の鉛直分布と波。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

出題分野、大問数と大問の分野は昨年、一昨年と同じ。第1問の小問数が8から7に、第2問の小問数が5から6に、第3問の小問数が8から5に、第4問の小問数が5から8になり、気象分野の出題が減り、天文分野の出題が増加した。
基本的事項の知識問題が大半で、グラフや図もわかりやすいものである。教科書の基本事項を丹念に学習することが高得点につながる出題である。難問はなかった。

第1問はプレート境界とプレートの動き、地球の重力と地震波の伝わり方、放射性同位体についての基本的出題であった。第2問は地球の大気組成の変化と生物の歴史、地質図、マグマの結晶分化作用についての基本的な出題であった。第3問は全球の海面気圧の分布と大気の大循環の関係、地衡流についての基本的な出題であった。第4問は太陽と銀河系・銀河についての基本的知識を問う出題であった。計算問題は1問のみで、基本的で容易な問題であった。第5問(選択)はアイソスタシーの計算、地殻熱流量の分布、海洋底の年代、磁気圏の形についての基本的な理解を問う出題であった。第6問(選択)は気温の鉛直分布と大気の安定・不安定、波についての基本的な理解を問う出題であった。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2017

第1問

地球

7

7

24

第2問

地球の歴史と地層および岩石

6

6

20

第3問

大気と海洋

5

5

17

第4問

宇宙

8

8

27

第5問

1問
選択

リソスフェアと磁気圏

4

4

12

第6問

大気と海洋

4

4

12

2016

第1問

地球の内部構造

8

8

27

第2問

地質と岩石

5

5

17

第3問

大気と海洋

8

8

27

第4問

地球と恒星

5

5

17

第5問

1問選択

地球の大気と鉱物

4

4

12

第6問

宇宙膨張

4

4

12

2015

 

 

第1問

地球の形とプレートテクトニクス

6

6

20

第2問

地球の内部構造

3

3

10

第3問

地質と地表の変化

6

6

20

第4問

大気と海洋

6

6

20

第5問

宇宙

6

6

20

第6問

1問選択

火成活動と火成岩

3

3

10

第7問

地球の大気

3

3

10

過去の平均点の推移

2016 2015
38.64点 40.91点