東進SNS公式アカウント
永瀬昭幸 理事長インタビュー全国統一テスト企業案内サイトマップニュースリリース
数学オリンピック 生物学オリンピック 地理オリンピック 地学オリンピック
東進ドットコムトップページ > センター試験解答速報2017 > 学習アドバイス
トップヘ戻る。 センター速報 学習アドバイス

センター試験は、学力を判定するための貴重なツールであることを認識しよう!
センター試験の受験者は約53万人、そのうち日本史Bの受験者は約16万人です。これだけ多くの受験者によって明らかになったデータは、貴重です(たとえば、平成28年度の平均点は65.55点)。過去のデータは東進のホームページに掲載されていますので、参考にしながら過去問に取り組んで、自分の学力のレベルを判断するのに役立てましょう。

通史の学習とともに、演習も並行して進めよう!
いうまでもないことですが,通史の学習はインプット、演習はアウトプット的な性格をもっています。通史の学習で学んだ知識を答案に反映できるかどうかは、演習によって確かめてみるしかありません。センター試験・日本史Bで、最も多い形式である文章選択問題は、単純な暗記ではたちうちできず、理解していることが必要であることを気づかせてくれます。第1問のテーマ史は、通史を全て終えていないと取り組みづらいかもしれませんが、第2問は原始・古代、第3問は中世、というように、第2問〜第6問は時代ごとに大問が構成されています。通史と演習をうまく組み合わせて学習を進めてみてください。センター試験・日本史Bには、受験生の学力を測るための,さまざまな形式の良問が並んでいます。空欄補充・年代整序・文章選択・図版や史料を用いた問題など、一定のパターンを認識できれば、通史の学習の際にどのようなことを意識したらよいのかがみえてくるはずです。

「考えながら」覚える習慣をつけよう!
教科の性格上、日本史に暗記的要素が強いことは間違いありません。とはいえ、単純な暗記に終始していたとすれば、当然知識は定着しません。日本史の学習において、最良のバイブルは教科書です。そのことを認識していても、教科書を精読するといった習慣を身につけている受験生はそれほど多くはありません。単純な作業のように思えてしまい、教科書を精読することが継続できないとすれば、それは、「考える」ことをしていないからだといってよいでしょう。センター試験では、限られた時間内で正確に解答する力が求められます。そのためにも、「考える」日本史学習を習慣にしていきましょう。文化史を例にとれば、仏像彫刻を把握していく際に、(1)ほかの時代の文化史で把握した仏像彫刻と比較する、(2)写真で確認するなどしてその特徴を考える、(3)当時の仏教はどのような性格をもっていたのかを把握する、(4)政治・外交・社会などとの関連性を確かめる、などを意識して、読み方を変えてみましょう。そうして考えてみたことを自分でノートにまとめれば、立派なサブノートができあがっていきます。

模試を有効に活用しよう!
学習の習慣をつけるのは、容易ではありません。そこで勧めたいのが模試の受験です。「センター試験本番レベル模試」は、「全国統一高校生テスト」も含めると全6回、「難関大本番レベル記述模試」と「有名大本番レベル記述模試」はそれぞれ全5回、実施されます。また、直近の東進模試では、記述式の高校生テスト(2017年3月実施)や、第1回センター試験本番レベル模試(2017年2月実施)などが新高3生を対象としています。これらは、受験日本史に精通したスタッフによって作成されています。学習のペースメーカーとするためにも、これらを受験しましょう。

現代的関心を反映した問題文が目立つが、形式・分野・配点などは昨年度と同様 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 


大問数6題、小問数36問の問題数は昨年と同様で、昨年変更された大問ごとの配点は、今年も踏襲された。写真・図版を用いた問題の数はほぼ例年通りであるが、文字史料の読み取り問題は減少した。また、昨年度姿を消した統計資料の読み取り問題が復活した。

(時代)
直近数年間の傾向といえるが、戦後史からの出題は少なく、戦後史としての独立した小問はなかった。第5問では、リード文で幕末がとりあげられ、その範囲の設問がみられた。

(分野)
例年通り、政治・社会・経済・外交・文化とバランスよく出題されているが、政治史からの出題が増え、文化史の出題が減少した。

(出題形式)
2015年までは第1問で会話形式、第5・6問で人物を取りあげた問題が定着していたが、今年度は昨年度のパターンを踏襲し、第1問は会話文ではなく手紙(昨年度は大学生の日記)、第6問はテーマ史からの出題であった。ただし、第4問Aでは人物史として近松門左衛門が取りあげられた。昨年度減少した年代整序問題は2題増加し、図版を読み取って年代整序をおこなう形式の設問も出題された(14年度5問→15年度3問→16年度4問→17年度6問)。空欄にあてはまる地名と地図中の場所を組み合わせる設問が出題された。

(史料・グラフ・写真・地図)
史料(承久の乱に関する史料、1787年の打ちこわしに関する史料)、図版(近現代の渡航・帰国・航行に関する写真、近世の美術工芸品、日比谷公会堂に関連する新聞記事)、地図(銀山と幕末の開港地)、表(米の生産に関する統計)、が設問の素材として用いられた。


年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2017

第1問

東アジア情勢と国内外の交通・通信

6

6

16

第2問

古代の思想・信仰と政治・社会との関係

6

6

16

第3問

中世の政治・社会・文化

6

6

16

第4問

近世の文化・政治・社会

6

6

16

第5問

幕末から明治期の大坂(大阪)

4

4

12

第6問

近現代の公園

8

8

24

2016

第1問

史料としての日記

6

6

16

第2問

原始・古代の漆と香の文化

6

6

16

第3問

中世から近世初期までの政治・社会・文化

6

6

16

第4問

近世の政治・社会・文化

6

6

16

第5問

明治期の地方制度

4

4

12

第6問

日本とオリンピックとのかかわり

8

8

24

2015

第1問

日本人の海外移住と外国人の渡来

6

6

12

第2問

原始・古代の農業と社会の変化

6

6

18

第3問

中世から近世初期までの政治・社会

6

6

18

第4問

近世の政治・経済・社会

6

6

17

第5問

明治期の立法機関

4

4

12

第6問

林芙美子とその時代

8

8

23

2014

第1問

古文書を中心とした博物館の展示に関する会話

6

6

12

第2問

原始・古代の社会・国家と交通との関係

6

6

18

第3問

中世の政治・経済・文化

6

6

18

第4問

近世の文化・外交

6

6

17

第5問

明治期の租税制度

4

4

12

第6問

手塚治虫とその時代

8

8

23

過去の平均点の推移

2016 2015 2014 2013 2012
67.25点 65.64点 66.32点 62.13点 67.92点

歴史に興味をもとう!
政府によって,2019年に年号を改める方針が打ち出されており,「平成」が歴史になる可能性が高まっています。現在・未来を考える上で「過去」の認識は不可欠です。近年では、中国や韓国との緊張がニュースになることも多いですよね。なぜ国際的緊張が生じるに至ったのでしょうか。こうしたことを考えれば、歴史を学ぶことの意味や重要性を認識できるのではないでしょうか。「なぜこんなに覚えなくてはならないのか」、「歴史なんて学ぶ意味がない」などと否定的にとらえてしまえば、日本史は当然つまらない教科になってしまいますし、得点も伸びていきません。まずは歴史に「興味をもつ」という姿勢を養いましょう。

教科書を重視しよう!
センター試験では、限られた時間内で正確に解答する力が求められます。日本史は単なる用語の暗記だけで対応できる教科ではありません。普段から、教科書の精読を意識した学習を進めてください。歴史上の出来事は評価の難しいものが少なくありませんが、教科書には、日本の歴史が簡潔かつ客観的に記述されています。主観を排除した日本史を把握することは、受験のためだけではなく、国際化が顕著となっている今日において、ビジネスパーソンにとっても重要なことといえるでしょう。しかし、どうしても教科書を精読する習慣がつかないのであれば、一度に多くのページを読もうとするのではなく、目的意識をもって取り組んでみてください。具体的には、「今日は奈良時代の政治を把握する」、「明日は飛鳥文化を理解する」など、やや小さな単元を対象に精読し、教科書を閉じたあと、そこには何が書いてあったのかをノートにメモするようにしてみてください。こうした習慣は、やがて大きな力になっていきます。

模試を有効に活用しよう!
それでも学習の習慣が身につかないようであれば、模試の受験を勧めます。文章の正誤判定問題や資料を活用した問題など、センター試験や新テストの傾向に対応した出題形式に慣れておくことで、入試本番での得点アップが望めます。「センター試験本番レベル模試」は、「全国統一高校生テスト」も含めると全6回実施されます。これらは、受験日本史に精通したスタッフによって作成され、『解答解説』では、初学者でも理解しやすいように、(1)図や表を用いる、(2)ルビを多くふる、(3)理解を深めてもらうための【参考】や【整理】を設ける、といった工夫が施されています。受験会場の雰囲気にふれたり、成績がどのような状態にあるのかを把握したりすることは、モチベーションの向上につながります。学習のペースメーカーとするためにも、ぜひ、東進の「センター試験本番レベル模試」を受験してみてください。

現代的関心を反映した問題文が目立つが、形式・分野・配点などは昨年度と同様 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 


大問数6題、小問数36問の問題数は昨年と同様で、昨年変更された大問ごとの配点は、今年も踏襲された。写真・図版を用いた問題の数はほぼ例年通りであるが、文字史料の読み取り問題は減少した。また、昨年度姿を消した統計資料の読み取り問題が復活した。

(時代)
直近数年間の傾向といえるが、戦後史からの出題は少なく、戦後史としての独立した小問はなかった。第5問では、リード文で幕末がとりあげられ、その範囲の設問がみられた。

(分野)
例年通り、政治・社会・経済・外交・文化とバランスよく出題されているが、政治史からの出題が増え、文化史の出題が減少した。

(出題形式)
2015年までは第1問で会話形式、第5・6問で人物を取りあげた問題が定着していたが、今年度は昨年度のパターンを踏襲し、第1問は会話文ではなく手紙(昨年度は大学生の日記)、第6問はテーマ史からの出題であった。ただし、第4問Aでは人物史として近松門左衛門が取りあげられた。昨年度減少した年代整序問題は2題増加し、図版を読み取って年代整序をおこなう形式の設問も出題された(14年度5問→15年度3問→16年度4問→17年度6問)。空欄にあてはまる地名と地図中の場所を組み合わせる設問が出題された。

(史料・グラフ・写真・地図)
史料(承久の乱に関する史料、1787年の打ちこわしに関する史料)、図版(近現代の渡航・帰国・航行に関する写真、近世の美術工芸品、日比谷公会堂に関連する新聞記事)、地図(銀山と幕末の開港地)、表(米の生産に関する統計)、が設問の素材として用いられた。


年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2017

第1問

東アジア情勢と国内外の交通・通信

6

6

16

第2問

古代の思想・信仰と政治・社会との関係

6

6

16

第3問

中世の政治・社会・文化

6

6

16

第4問

近世の文化・政治・社会

6

6

16

第5問

幕末から明治期の大坂(大阪)

4

4

12

第6問

近現代の公園

8

8

24

2016

第1問

史料としての日記

6

6

16

第2問

原始・古代の漆と香の文化

6

6

16

第3問

中世から近世初期までの政治・社会・文化

6

6

16

第4問

近世の政治・社会・文化

6

6

16

第5問

明治期の地方制度

4

4

12

第6問

日本とオリンピックとのかかわり

8

8

24

2015

第1問

日本人の海外移住と外国人の渡来

6

6

12

第2問

原始・古代の農業と社会の変化

6

6

18

第3問

中世から近世初期までの政治・社会

6

6

18

第4問

近世の政治・経済・社会

6

6

17

第5問

明治期の立法機関

4

4

12

第6問

林芙美子とその時代

8

8

23

2014

第1問

古文書を中心とした博物館の展示に関する会話

6

6

12

第2問

原始・古代の社会・国家と交通との関係

6

6

18

第3問

中世の政治・経済・文化

6

6

18

第4問

近世の文化・外交

6

6

17

第5問

明治期の租税制度

4

4

12

第6問

手塚治虫とその時代

8

8

23

過去の平均点の推移

2016 2015 2014 2013 2012
67.25点 65.64点 66.32点 62.13点 67.92点