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◆はじめに
皆さんの受験される2020年1月のセンター試験が、最後の実施となります。これから一年間、これまでに行われたセンター試験を利用し、十分な準備をして万全の態勢で来年の本番を迎えられるようにしましょう。センター試験の化学基礎は「化学基礎」の教科書から出題され、その範囲は決して広くありません。そのため、計画的に学習を進めていけば必ず高得点に結びつくので、なるべく早い段階での対策を心掛けましょう。

◆センター試験化学基礎の特徴
大問2題で構成されている試験で、試験時間は30分です。基礎〜標準レベルの問題で構成されていますが、計算問題も出題されますので、さほど時間に余裕はありません。「化学基礎」では、過去に出題された問題と類似した出題も多くみられるため、過去問演習は必須です。旧課程の問題も含めて、演習を積んでおきましょう。また、身近な物質や現象に関しては、教科書の表や図にしか記載されていない部分からの出題も見られます。普段から身のまわりの物質や現象と関連付けながら、教科書をよく読んでおきましょう。

◆1学期のうちに化学基礎を一通り復習しよう!
この時期であれば、高校で「化学基礎」の学習を一通り終えている人も多いと思いますが、教科書のはじめの方の内容は忘れてしまっている部分もあるのではないでしょうか。過去問や模試を活用し、実践的な問題で演習を積むことも大切ですが、その一方で、教科書の内容に立ち返りもう一度一通り復習しなおすことも重要です。まずは教科書の内容を復習し、基礎的な問題集などを使って演習も行いながら学習を進めて下さい。そして、高3の1学期のうちに教科書の復習を終え、夏からは積極的に過去問を解いていきましょう。

◆模試を活用しよう!
東進の「センター試験本番レベル模試」は、実際に行われたセンター試験の問題をもとに出題内容や問題レベルを分析して作られており、全国統一高校生テストを含めて年間6回実施されます。これらの模試を活用することで、問題の傾向を把握し、現状で自分に足りていない部分を把握することができます。上手く活用し、来年の本番に向けて十分な学力を身に付けていきましょう。

大問数は2題、マーク数は16。化学基礎の教科書の内容が偏りなく出題された。教科書の発展内容からは出題されなかった。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問数は2題で2018年と変化はなかったが、設問数は14から13に減少した。マーク数は16で全体で変化はなかったが、第1問で1つ増加し、第2問で1つ減少した。解答に計算が必要な問題は4題であり、昨年と同様であった。特に目新しい問題はなく、これまでのセンター試験でも同系統の出題が多く見られた。一方、第1問の問4や第2問の問5など、教科書の巻末などで扱われている実験操作に関する出題も見られ、「化学基礎」しか学習していない受験者にとっては盲点であったと思われる。
全体としての難易度はやや易化となり、過去問をもとにきちんと対策してきた受験者にとっては実力を出しやすい問題であったのではないだろうか。

大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2019 第1問 原子の構造、混合物の分離、原子量・式量、気体の精製、元素・原子の性質、電子式、イオンからなる物質の利用 7 10 25
第2問 物質量、化学反応式の量的関係、塩の液性、中和滴定、実験操作、酸化還元反応 6 6 25
2018 第1問 イオン、化学結合、電子配置、式量、成分元素の検出、物質の三態、化学と人間生活 7 9 25
第2問 物質量、溶液の濃度、水素イオン濃度、中和滴定、酸化還元反応、電池 7 7 25
2017 第1問 同素体、中性子数、化学結合、分子の形、物質の三態、化学と人間生活 7 8 25
第2問 溶液の濃度、物質量、実験器具、中和滴定、酸化還元反応 7 8 25
2016 第1問 同位体、共有電子対・非共有電子対、電子配置、化学結合、物質量、気体の捕集法、物質の分離 7 8 25
第2問 物質量、化学反応式、モル濃度、中和滴定、塩、酸化還元反応、電池 7 8 25
2015 第1問 単体、原子の構造、物質の三態、電子式、極性、化学結合、化学と人間生活 7 7 25
第2問 物質量と化学反応式、酸と塩基、酸化還元反応 7 7 25

過去の平均点の推移

2018 2017 2016 2015
30.42点 28.59点 26.77点 35.30点

◆はじめに
2021年1月に、これまでのセンター試験にかわって大学入学共通テストが実施されます。過去問がなく、不安に感じている人も多いと思いますが、「化学基礎」の教科書の範囲はそれほど多いわけではありませんし、これまでに2回実施された試行調査をもとにある程度の難易度や出題形式は予想できますので、あまり“新テスト”ということを意識し過ぎず、落ち着いて学習を進めていきましょう。

◆センター試験と大学入学共通テストの違い
センター試験では、単に教科書に記載されている知識を問う問題も多く見受けられましたが、これまでに2回実施された試行調査では、それらの知識を“身近な物質と関連付けた”内容の出題が中心でした。「化学基礎」では、複雑な化学現象をもとにした難しい問題は見られませんが、教科書で学ぶ内容と日常生活との関りを強く意識した出題内容となっています。

◆化学物質と物質量に慣れよう!
化学基礎の学習を進めていく上で、頻繁に出てくる物質の名称や化学式はある程度覚えておく必要があります。さらに、物質を構成する原子や分子の構造を常にイメージし、それらの物質と日常生活との関わりを意識することも大切です。また、化学基礎の内容は、一度ではなかなか習得することが難しいため、日頃から基礎的な問題を繰り返し解くなどして、慣れていくことが大切です。特に、化学基礎では物質量(モル)を用いた計算問題が出題されます。決して複雑な問題ではありませんので、まずは物質量(モル)の意味を正しく理解し、易しい問題の練習からはじめて下さい。

◆常に最新の情報に耳を傾けよう!
東進ハイスクールでは、2回の試行調査を徹底的に分析し、大学入学共通テストに関する情報を随時発信していきます。今後行われる大学入学共通テスト対応の模擬試験も積極的に受験し、万全の態勢で2年後の本番を迎えられるようにしましょう!

大問数は2題、マーク数は16。化学基礎の教科書の内容が偏りなく出題された。教科書の発展内容からは出題されなかった。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問数は2題で2018年と変化はなかったが、設問数は14から13に減少した。マーク数は16で全体で変化はなかったが、第1問で1つ増加し、第2問で1つ減少した。解答に計算が必要な問題は4題であり、昨年と同様であった。特に目新しい問題はなく、これまでのセンター試験でも同系統の出題が多く見られた。一方、第1問の問4や第2問の問5など、教科書の巻末などで扱われている実験操作に関する出題も見られ、「化学基礎」しか学習していない受験者にとっては盲点であったと思われる。
全体としての難易度はやや易化となり、過去問をもとにきちんと対策してきた受験者にとっては実力を出しやすい問題であったのではないだろうか。

大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2019 第1問 原子の構造、混合物の分離、原子量・式量、気体の精製、元素・原子の性質、電子式、イオンからなる物質の利用 7 10 25
第2問 物質量、化学反応式の量的関係、塩の液性、中和滴定、実験操作、酸化還元反応 6 6 25
2018 第1問 イオン、化学結合、電子配置、式量、成分元素の検出、物質の三態、化学と人間生活 7 9 25
第2問 物質量、溶液の濃度、水素イオン濃度、中和滴定、酸化還元反応、電池 7 7 25
2017 第1問 同素体、中性子数、化学結合、分子の形、物質の三態、化学と人間生活 7 8 25
第2問 溶液の濃度、物質量、実験器具、中和滴定、酸化還元反応 7 8 25
2016 第1問 同位体、共有電子対・非共有電子対、電子配置、化学結合、物質量、気体の捕集法、物質の分離 7 8 25
第2問 物質量、化学反応式、モル濃度、中和滴定、塩、酸化還元反応、電池 7 8 25
2015 第1問 単体、原子の構造、物質の三態、電子式、極性、化学結合、化学と人間生活 7 7 25
第2問 物質量と化学反応式、酸と塩基、酸化還元反応 7 7 25

過去の平均点の推移

2018 2017 2016 2015
30.42点 28.59点 26.77点 35.30点

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