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◆教科書の内容を確実に身につけよう
センター試験としては皆さんが受験する2020年1月が最後となります。センター試験対策で基本となるのは教科書の内容です。「倫理、政治・経済」では「倫理」と「政治・経済」の2科目を学ぶ必要があるので大変ですが、両方合わせても世界史や日本史の教科書1冊程度ですから、格別に負担が重いということはありません。とはいえ、高校の授業では「倫理」と「政治・経済」が十分に学習できないケースもあるので、できるだけ早くから教科書の内容をしっかりマスターし、実践的なトレーニングを進めることが求められます。

◆暗記よりも内容理解を
「倫理」と「政治・経済」では、知識よりも1つ1つの内容の理解が大切です。社会科は暗記だと思っている受験生は考えを改めてください。倫理分野でも政治・経済分野でも、常に「なぜそうなるのか」という問題意識を持って学習を進める必要があります。まずは手垢で汚れるくらい何度も教科書や参考書を読み、用語の意味が分からなければ用語集を参照して、最終的には教科書の巻末の索引にある用語を見たらその内容を容易にイメージできるくらいにまで仕上げましょう。

◆思想家のことをよく知ろう
特に倫理分野については暗記科目と捉えてしまうと、なかなか用語が頭に入りません。用語集などに出ている思想家のプロフィールもよく読み、それらの思想家がどのような時代に生き、どのような問題意識の下で何を主張したのかをつかむことを目指してください。倫理資料集などで原典(その思想家が書いた著作等の一部の日本語訳)を読んでみると、その思想家の考え方がより分かりやすくなるでしょう。また、センター試験「倫理」の過去問の選択肢文を読んでみるのもよいでしょう。これはその設問(ある思想家の思想の説明など)の答えを簡潔に述べているので、理解の手助けにもなります。

◆普段からニュースに関心を持つこと
「政治・経済」の教科書に記載されていることは、テレビや新聞などで報道される現実のニュースに直結しています。そのため普段からニュースに関心を持ち、教科書のどの部分に関連するかの意識を持つことが大切です。「政治・経済」分野では、教科書では対応しにくい直近の事件が出題されることがありますが、これは教科書の範囲外から出題したというのではなく、教科書中のあるテーマに関連した出題です。このことからも、テレビや新聞などを通じて学習できる項目は、実はかなりたくさんあることが分かります。こうして身近に考えることで政治や経済の事項に関する理解力が養われ、応用問題に遭遇しても十分に力を発揮できるようになります。『現代社会の最新時事』や、最新の政治・経済資料集、現代社会資料集などに触れておくことも有効です。ただし、時事的事項の名称だけをなんとなく「知っている」気分になり、その背景や理論、歴史を知らないために選択肢で「知っている」用語に惑わされて正解にたどりつけない、ということは避けなければなりません。「知っている」つもりになっている用語に関して理解を深めていくためには、今後試験本番までに、1日1項目、15分でもまず教科書や参考書を読むとよいでしょう。単にセンター試験への対策をするのではなく、常識力養成のための基礎力増強トレーニング、というぐらいの気持ちで勉強を開始してみてください。情報インプットとして『政経ハンドブック』(東進ブックス)を徹底して学習し、制度・しくみの定義はもちろん、その存在理由、問題点、対策をしっかり読み取ることが有効です。

その上で、アウトプットとして『倫理、政経 一問一答』(東進ブックス)でトレーニングを行うとよいでしょう。もちろん、過去問(「倫理、政治・経済」だけでなく「倫理」や「政治・経済」も)を解き、知識を定着させるとともに、センター試験の問い方の形式にも慣れてください。センター試験では限られた時間内で正確に解答する力が求められます。全国統一高校生テストを含めて年間6回実施される東進のセンター試験本番レベル模試は、年間のカリキュラムでセンター試験と同一レベル・同一形式の問題演習を繰り返します。積極的に受験して、自らの学習進度を測る物差しとして利用してください。

大問構成は倫理分野、政治・経済分野から各3問。小設問はすべて「倫理」「政治・経済」単独からの流用。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

出題形式としては、倫理分野、政治・経済分野から大問が各3問ずつ計6問、小設問はすべて「倫理」・「政治・経済」単独科目と共通の36問で、変化はなかった。本年度も「倫理」と「政治・経済」の全分野から網羅されるように設問が選択されている。したがって、倫理分野、政治・経済分野ともに十分な準備をしておかないと高得点は望めないであろう。全体としてはオーソドックスな出題が多いが、昨年は極めて平均点が高かったので、それと比較すると難化した。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2019 第1問 現代社会分野・青年期分野 5 5 14
第2問 源流思想分野・日本思想分野 7 7 18
第3問 源流思想分野・西洋近現代思想分野 6 6 18
第4問 地域経済統合 8 8 22
第5問 基本的人権 5 5 14
第6問 地球環境問題 5 5 14
2018 第1問 現代社会分野・青年期分野 5 5 14
第2問 源流思想分野・日本思想分野 7 7 18
第3問 源流思想分野・西洋近現代思想分野 6 6 18
第4問 政治・経済総合問題 8 8 22
第5問 国際経済 5 5 14
第6問 労働 5 5 14
2017 第1問 現代社会分野・青年期分野 5 5 14
第2問 源流思想分野・日本思想分野 7 7 18
第3問 源流思想分野・西洋近現代思想分野 7 7 18
第4問 政治・経済総合問題 8 8 22
第5問 民主政治 5 5 14
第6問 貨幣 5 5 14
2016 第1問 現代社会分野・青年期分野 5 5 14
第2問 源流思想分野・日本思想分野 7 7 18
第3問 源流思想分野・西洋近現代思想分野 7 7 18
第4問 政治・経済総合問題 8 8 22
第5問 国際政治 5 5 14
第6問 市場メカニズム 5 5 14

過去の平均点の推移

2018 2017 2016 2015 2014
73.08点 66.63点 60.50点 59.57点 67.29点

◆「大学入学共通テスト」
皆さんが受験する2021年1月より、「大学入学共通テスト」が始まります。2018年に行われた試行調査の問題を見ると、「倫理」や「政治・経済」では、その科目の知識をシンプルに問う問題は減少しています。その代わり、会話・文章や写真・絵画を題材として、その科目の知識を駆使して文脈に合う穴埋めなどをさせるという問題形式が、「政治・経済」はもちろん、特に「倫理」で増加しています。たとえば、「倫理」では、1つの文章で、ロックの自然権・機械論的自然観・自己決定権・生命倫理という、非常に幅広い分野が扱われているものがあります。また、1つの問題でユダヤ教・キリスト教・イスラームの共通点を問い、該当するものをすべて選ばせるという形式も見られました。これらの形式の問題に解答するには、短時間でさまざまな分野・事項の知識を引き出さなければならず、慣れが必要になります。

◆「倫理、政治・経済」とは
「倫理、政治・経済」では、「倫理」と「政治・経済」の2つの科目について問われます。「政治・経済」は中学で学習した公民の範囲を深く学ぶものですが、「倫理」は人間の内面的な問題を主に扱う分野で、おそらく初めて学習するものでしょう。歴史に名を残す思想家や宗教家が、理性の限界点や普遍的な真理など、一生を懸けて追い求めたものを概観する科目です。「倫理」や「政治・経済」で扱われる内容は、様々な思想家や宗教家の遍歴や思想内容を知ることで皆さんの人生を精神的に豊かにし、政治や経済の理論を知ることで現実に起きる事象の理解をより深めることでしょう。ですので、高2生のうちは、単に受験のために必要な知識を蓄えるだけでなく、自分にかかわらせて考える、ということも行ってみてください。

◆「政治・経済」「倫理」それぞれの概要を理解しよう
「倫理、政治・経済」は「地理」や「世界史」、「日本史」よりも簡単だと甘く見ていると、「政治・経済」、「倫理」の両分野を網羅的に学習できないままに入試本番を迎えることになりかねません。とりあえず両分野の教科書を通読し、どんなテーマが取り扱われるのかということだけでも押さえることが大切です。専門的な用語や細かい事項は後から深めていくことができますので、概要を頭に入れることを目指しましょう。特に政治・経済分野は制度、しくみや理論の構成の正確な理解が必要なので、早いうちに基本を押さえておくと、高3生になってから学力をより高めることができるでしょう。

大問構成は倫理分野、政治・経済分野から各3問。小設問はすべて「倫理」「政治・経済」単独からの流用。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

出題形式としては、倫理分野、政治・経済分野から大問が各3問ずつ計6問、小設問はすべて「倫理」・「政治・経済」単独科目と共通の36問で、変化はなかった。本年度も「倫理」と「政治・経済」の全分野から網羅されるように設問が選択されている。したがって、倫理分野、政治・経済分野ともに十分な準備をしておかないと高得点は望めないであろう。全体としてはオーソドックスな出題が多いが、昨年は極めて平均点が高かったので、それと比較すると難化した。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2019 第1問 現代社会分野・青年期分野 5 5 14
第2問 源流思想分野・日本思想分野 7 7 18
第3問 源流思想分野・西洋近現代思想分野 6 6 18
第4問 地域経済統合 8 8 22
第5問 基本的人権 5 5 14
第6問 地球環境問題 5 5 14
2018 第1問 現代社会分野・青年期分野 5 5 14
第2問 源流思想分野・日本思想分野 7 7 18
第3問 源流思想分野・西洋近現代思想分野 6 6 18
第4問 政治・経済総合問題 8 8 22
第5問 国際経済 5 5 14
第6問 労働 5 5 14
2017 第1問 現代社会分野・青年期分野 5 5 14
第2問 源流思想分野・日本思想分野 7 7 18
第3問 源流思想分野・西洋近現代思想分野 7 7 18
第4問 政治・経済総合問題 8 8 22
第5問 民主政治 5 5 14
第6問 貨幣 5 5 14
2016 第1問 現代社会分野・青年期分野 5 5 14
第2問 源流思想分野・日本思想分野 7 7 18
第3問 源流思想分野・西洋近現代思想分野 7 7 18
第4問 政治・経済総合問題 8 8 22
第5問 国際政治 5 5 14
第6問 市場メカニズム 5 5 14

過去の平均点の推移

2018 2017 2016 2015 2014
73.08点 66.63点 60.50点 59.57点 67.29点

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