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◆センター試験の基本は教科書
皆さんの受験される2020年1月のセンター試験が、最後の試験実施となります。センター試験では、大問ごとにまとまった1つのテーマに沿ったリード文から出題されています。リード文には一見すると難解な内容が記述されていることもありますが、各問題文・選択肢は世界史上の出来事について教科書の内容から記述されています。つまり、授業をしっかりと受けて、内容を理解しておくことができれば容易に問題を解くことができるのです。

◆歴史の基本の流れを押さえ、基礎を固めよう
センター試験では幅広い地域・分野から出題されています。それぞれの地域・時代の基本事項を押さえることが学習の出発点となります。教科書をしっかりと読み、太字の部分を中心に歴史の大きな流れをつかみましょう。一度に全てを覚えようとするのは無理なので、何度も読み込んで知識を深めていきましょう。同時に資料集を利用して地理的な理解を含め、視覚的に捉えるとさらに効果的です。自分の頭の中に当時の様子がイメージできるようにしましょう。
単に語句を暗記するのではなく、歴史のタテ(時間的な前後関係)・ヨコ(同時代の出来事)の関係に注目して学習をすることが大切です。センター試験では同時代(世紀)の出来事について問う問題が複数ありますので、年表を読み世界全体の動きについて把握し、さらにノートに年表を作成してみましょう。また、周辺地域史や文化史のような教科書では簡潔に述べられている部分についての出題の可能性もあります。苦手意識をつくらず、広い分野に関心を向けましょう。基本事項を1つ1つ確認し、そこから派生した学習を進めることで広い知識を得られ、その結果試験では高得点が期待できます。
普段から新聞・テレビ・インターネットなど各メディアのニュースを見て、世界の出来事について関心を持つようにしましょう。民族・地域紛争など過去の事件が原因であるものもあり、簡単に調べてみると世界史だけではなく社会・時事の勉強にもなります。「世界史B」は試験直前まで得点の伸びが期待できる科目です。継続して学習し、最後まで粘り強く取り組んでください。

◆問題演習の積み重ねが大切
センター試験では、限られた時間内に正確に解答する力が求められます。出題形式は正誤判定問題のほか、2つの文の正誤組合せ問題、年代整序問題、空欄に補充する適語の組合せ問題など様々な種類があり、選択肢は4つ(まれに6つ)です。一部教科書には記載のない事項や選択肢の紛らわしいものもありますが、他の選択肢についての理解があれば、消去法で正解にたどり着くことも可能です。問題に慣れておくためには過去問の演習を積極的に行うこと、さらには全国統一高校生テストを含む年間6回実施される東進の「センター試験本番レベル模試」を継続して受験することが重要です。過去問や模擬試験を通して時間配分や問題を解く感覚をつかみ、本番に備えましょう。はじめのうちは思ったような得点が取れないと思いますが、結果だけにこだわらず、不正解の部分をしっかりと復習して苦手分野を1つずつ解消していきましょう。

大問数、設問数、マーク数はいずれも昨年と同様であったが、地図問題が昨年より1問増加して2問出題されたほか、昨年出題が無かった年代整序6択問題が復活するなど若干の変化があった。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問は4問。設問数は2005〜2018年に引き続いて各9問と例年通りであり、グラフの読み取り問題が4年連続で出題された。一方で、地図を用いた問題は、昨年の1問から2問へと増加し、そのうち1問は王家の支配領域と時期の組合せを判定する問題となっており、近年見られない傾向であった。また空欄補充問題が昨年の2問から4問へ、文化史の出題も6問から9問へと増加したほか、昨年出題されなかった年代整序問題が1問出題された。正文または誤文の文章選択問題の総数は、昨年の28問から27問と若干減少したが、全設問数に占める割合は昨年同様高く、そのうち正文選択の割合も昨年の25問から24問へと1問減ったものの昨年同様高かった。出題される時代は前近代が昨年の14問から18問に増加、近現代は昨年の22問から18問に減少しており、バランス良く出題されている。地域についても同様にバランスよく出題されており、日本に関する選択肢を含む設問も2問見られた。時代・地域混合の選択肢からなる設問も13問と昨年と同様に多く、学習が手薄になりがちな文化史の問題も増加したが、全体としては、地域・時代ともに幅広い基礎力が問われる標準的な問題となっており、平均点も昨年並みと予想される。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2019 第1問 歴史的建造物や遺跡 9 9 25
第2問 記録や文字 9 9 25
第3問 国際関係 9 9 25
第4問 宗教と政治 9 9 25
2018 第1問 世界史上の帝国や王朝の支配 9 9 25
第2問 宗教や宗教集団 9 9 25
第3問 世界史上の都市とその建造物 9 9 25
第4問 人の移動と戦争との関わり 9 9 25
2017 第1問 世界史上のマイノリティ(少数派) 9 9 25
第2問 世界史上の革命や政治体制の変化 9 9 25
第3問 国家が諸地域を統合するために採用した制度 9 9 25
第4問 世界史における自然環境・資源と人間との関わり 9 9 25
2016 第1問 世界史上の宮廷や宮廷文化 9 9 25
第2問 ユネスコに登録された世界遺産 9 9 25
第3問 世界史上の戦争とその影響 9 9 25
第4問 世界史上の宗教と政治との関係 9 9 25
2015 第1問 世界史上の帝国の支配と影響 9 9 25
第2問 世界史上の港町 9 9 25
第3問 世界史上の軍隊 9 9 25
第4問 世界史上の遊戯(ゲーム・競技)やその伝播と受容 9 9 25

過去の平均点の推移

2018 2017 2016 2015 2014
67.97点 65.44点 67.25点 65.64点 68.38点

◆大学入学共通テストの基本は教科書
皆さんが受験される、2021年1月実施の大学入学共通テストでは、大問ごとにまとまった1つのテーマに沿ったリード文をもとに出題されることが予想されます。リード文・素材文・資料には一見すると難解な内容が含まれていることもありますが、各問題文・選択肢は世界史上の出来事について教科書の内容から出題されています。つまり、授業をしっかりと受けて、基礎を固めることができれば容易に問題を解くことができるのです。

◆世界・歴史に関するものに触れよう
世界史の学習を進めるにあたって、歴史を好きになる・興味を持つことが大切です。教科書や資料集に記載されているものについて、関連する書籍や映画などに触れてイメージを膨らませましょう。「どんな人物なのか」「どんな出来事なのか」と興味・関心を持って接することで世界史について知ることが楽しくなるはずです。単なる語句の暗記ではなく、地理的な理解を含め、広い視野に立って多角的に捉えるようにしましょう。
単に語句を暗記するのではなく、歴史のタテ(時間的な前後関係)・ヨコ(同時代の出来事)の関係に注目して学習をすることが大切です。大学入学共通テストでは同時代(世紀)の出来事について問う問題が複数ありますので、年表を読み世界全体の動きについて把握し、さらにノートに年表を作成してみましょう。また、周辺地域史や文化史のような教科書では簡潔に述べられている部分についての出題の可能性もあります。苦手意識をつくらず、広い分野に関心を向けましょう。基本事項を1つ1つ確認し、そこから派生した学習を進めることで広い知識が得られ、その結果試験では高得点が期待できます。
普段から新聞・テレビ・インターネットなど各メディアのニュースを見て、世界の出来事について関心を持つようにしましょう。現在の世界での事件の中には、過去の歴史が原因となっているものもあります。どうしてこうなったのかなどについて調べてみましょう。世界情勢について知ることは歴史だけでなく社会・時事の勉強にもなり、将来の役に立つことでしょう。

◆写真、年表、グラフ、史料などを意識してみよう
大学入学共通テストでは、センター試験以上に写真、年表、グラフ、史料などが使用され、それらをもとにした出題が増えることが予想されます。日ごろの学習の際に、資料集などを使用して、この出来事はどのような時系列で起きたのかを年表で確認する、掲載されているグラフを歴史的な視点で読み解く練習をするなど、資料に親しむ習慣をつけていきましょう。

◆問題演習をしてみよう
大学入学共通テストでは、限られた時間内に正確に解答する力が求められます。出題形式は正誤判定問題のほか、2つの文の正誤組合せ問題、年代整序問題、空欄に補充する適語の組合せ問題など様々な種類があり、選択肢は4つ(まれに6つなど)です。一部教科書には記載のない事項や選択肢の紛らわしいものもありますが、他の選択肢についての理解があれば、消去法で正解にたどり着くことも可能です。このような問題に慣れておくために、すでに学習した分野を選んで、2回行われた試行調査やセンター型の過去問に挑戦してみましょう。はじめのうちは思ったような得点が取れないと思いますが、解答とともに解説をよく読み、しっかりと復習して苦手分野を1つずつ解消していきましょう。

大問数、設問数、マーク数はいずれも昨年と同様であったが、地図問題が昨年より1問増加して2問出題されたほか、昨年出題が無かった年代整序6択問題が復活するなど若干の変化があった。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問は4問。設問数は2005〜2018年に引き続いて各9問と例年通りであり、グラフの読み取り問題が4年連続で出題された。一方で、地図を用いた問題は、昨年の1問から2問へと増加し、そのうち1問は王家の支配領域と時期の組合せを判定する問題となっており、近年見られない傾向であった。また空欄補充問題が昨年の2問から4問へ、文化史の出題も6問から9問へと増加したほか、昨年出題されなかった年代整序問題が1問出題された。正文または誤文の文章選択問題の総数は、昨年の28問から27問と若干減少したが、全設問数に占める割合は昨年同様高く、そのうち正文選択の割合も昨年の25問から24問へと1問減ったものの昨年同様高かった。出題される時代は前近代が昨年の14問から18問に増加、近現代は昨年の22問から18問に減少しており、バランス良く出題されている。地域についても同様にバランスよく出題されており、日本に関する選択肢を含む設問も2問見られた。時代・地域混合の選択肢からなる設問も13問と昨年と同様に多く、学習が手薄になりがちな文化史の問題も増加したが、全体としては、地域・時代ともに幅広い基礎力が問われる標準的な問題となっており、平均点も昨年並みと予想される。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2019 第1問 歴史的建造物や遺跡 9 9 25
第2問 記録や文字 9 9 25
第3問 国際関係 9 9 25
第4問 宗教と政治 9 9 25
2018 第1問 世界史上の帝国や王朝の支配 9 9 25
第2問 宗教や宗教集団 9 9 25
第3問 世界史上の都市とその建造物 9 9 25
第4問 人の移動と戦争との関わり 9 9 25
2017 第1問 世界史上のマイノリティ(少数派) 9 9 25
第2問 世界史上の革命や政治体制の変化 9 9 25
第3問 国家が諸地域を統合するために採用した制度 9 9 25
第4問 世界史における自然環境・資源と人間との関わり 9 9 25
2016 第1問 世界史上の宮廷や宮廷文化 9 9 25
第2問 ユネスコに登録された世界遺産 9 9 25
第3問 世界史上の戦争とその影響 9 9 25
第4問 世界史上の宗教と政治との関係 9 9 25
2015 第1問 世界史上の帝国の支配と影響 9 9 25
第2問 世界史上の港町 9 9 25
第3問 世界史上の軍隊 9 9 25
第4問 世界史上の遊戯(ゲーム・競技)やその伝播と受容 9 9 25

過去の平均点の推移

2018 2017 2016 2015 2014
67.97点 65.44点 67.25点 65.64点 68.38点

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