
茗荷谷校担任助手三年の伊藤誠道です!
長い夏休みが終わり、いよいよ学校も再開しましたね。
夏の間に一気に受講や演習を進めていた人も、学校が始まると生活のリズムが変わり、どうしても勉強の勢いが落ちてしまいがちです。
ここから先の秋は、入試本番に直結する最も大事な時期。
だからこそ、今こそ改めて「勉強の質」を高めていきましょう!
今回は、志望校別単元ジャンル演習(AI演習)や答案練習講座、過去問、受講をどう活かしていくか、そして秋以降に必要なアウトプット学習の考え方についてお話します。
【インプットからアウトプットへ、学習の切り替えを意識する】
夏までの勉強は、受講や講習でのインプットが中心だった人が多いと思います。
知識の土台を作ることはもちろん大切ですが、秋からはそれをどう使えるかにシフトしていかなければなりません。
心理学や教育学の研究でも、知識は使う場面を意識したときに初めて定着しやすくなると言われています。
問題演習や過去問演習はまさにその実践の場であり、ここで初めて、インプットした知識を自分のものとして使いこなせるかどうかが試されます。
ただし注意してほしいのは、志望校レベルに達していない単元を無理に演習しても効率は上がりません。
その場合は必ず受講を利用して効率的に知識を補ってから演習に移るべきです。
インプットとアウトプットをバランスよく組み合わせることが、この時期の大前提です。
【志望校別単元ジャンル演習(AI演習)の進め方】
AI演習は自分の弱点に最短距離で向き合える最強のツールです。
ただし、やり方を間違えると効果が半減してしまいます。
① 解き直しまでの間隔
すぐに解き直すのではなく、1〜2日ほど時間を空けて再挑戦することで、記憶の再構築が促されます!
② 復習にかける時間
1問を復習するのにかける時間は、解く時間と同じくらいが目安です。
解き方をただ確認するのではなく、なぜそのアプローチが必要なのか、根本の理解まで立ち返って整理してください!
③ 着目するポイント
・問題文のどこを見て解法を選んだのか
・誤答したときに「どこで判断を誤ったのか」
・次に同じ系統の問題が出たとき「どうすればすぐに気付けるか」
この3点を必ず意識すると、解法が自分の思考に変わっていきます!
④ 1問にかける時間
初見の演習は制限時間を意識しつつ解き切ることが大事です。
ただし復習段階では、時間を気にするよりも「理解に穴がないか」を徹底的に確認することを優先してください。
時間感覚は模試や過去問演習で養えます。
【過去問演習の進め方】
過去問はアウトプット学習の中心です。
ただやりっぱなしにしてしまうと効果は薄くなります。
・初回は必ず時間を計って本番同様に解くこと
・解き直しでは制限時間を外し、弱点の徹底補強に充てること
さらに重要なのは分析です。
たとえば国語なら設問ごとに正答率や根拠を整理する、理系科目なら計算過程でのケアレスミスと概念理解のミスを区別する。
この分析が、次の学習計画に直結します。
答案練習講座の精度の高さ
過去問添削と答案練習講座の違いは、フィードバックの精度にあります。
過去問添削が「合否基準に近い形での採点」だとすれば、答案練習講座は「その大学の答案作法まで踏み込んで矯正してくれる」点が大きな強みです。
例えば国公立の記述問題では、答案の論理展開が甘いと部分点がもらえません。
答案練習講座では「この接続詞では因果関係が弱い」「定義の書き方が曖昧」など、本番で実際に差がつくポイントを具体的に指摘してくれます。
これは自分一人では気づけないレベルの改善点なので、早いうちから活用することを強くお勧めします!
夏の努力をここで止めず、秋にどう質を高めるかが合否を分けます。
学校生活との両立は大変ですが、計画的に進めれば必ず力は伸びます。
一つ一つの学習を「未来の自分への投資」だと思って取り組んでください。
この秋を乗り越え、冬には自信を持って入試に臨めるよう、全力で応援しています!
The post 夏休みの勢いを秋につなげるために first appeared on 東進ハイスクール 茗荷谷校 大学受験の予備校・塾|東京都.