入試区分、合格発表時期の変更について

文部科学省は、多面的・総合的な評価の観点から改善を図りつつ、入学者選抜の特性を明確化するために、2021年度入試から入試区分を変更しました。

一般入試

一般選抜

AO入試

総合型選抜

推薦入試

学校推薦型選抜

※自己推薦入試は総合型選抜に区分けされます。

また、総合型選抜、学校推薦型選抜においては、受験生の総合的な学力を丁寧に評価するために必要な学力を丁寧に評価するために必要な期間を考慮するとともに、高等学校教育の学習を終える時期とできるだけ近い時期に出願・合格発表が行われる方が適当だとの観点から、実施時期が変更されました。

総合型選抜

出願時期:9月以降
(2020年度 AO入試:8月以降)

合格発表時期:11月以降

学校推薦型選抜

出願時期:11月以降

合格発表時期:12月以降

総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)とは?

①一般入試との違いは?

一般入試と違い、目的意識や表現力、文章力や基礎学力などの総合力によって合否が決まります。選考は、書類選考・面接試験・小論文・グループディスカッションなど様々。出願は、早い大学では高3の8月から。多くは年内には合否が決まります。一般入試は、難関私立大学を中心に合格者数が減少傾向で、高卒生が増加しています。一方でAO・推薦入試の合格者は増加傾向。さらに受験者の多くが現役生なので、AO・推薦入試は現役生にとっては、難関大学合格の大きなチャンスとなる入試方式なのです。

一般選抜(一般入試) 総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)
時期
高3 1月~3月 高3 9月~3月
選考方法
学力試験 書類選考・面接試験・小論文・グループディスカッションなど(一部で学力試験あり)
合否の決定
学力試験の点数のみで決まる 人間力・自己表現力・文章表現力・基礎学力などで決まる
受験者
現役生・高卒生 ほぼ現役生
②どんな問題がでますか?

大学・学部が求める人財を選抜するのに適した問題が出題されます。例えば中央大学法学部の自己推薦入試で提出する志望理由書には、「近年の社会的問題の中で関心をもった問題を1つ取り上げる」という指定があります。また2次試験であるグループディスカッションの、2018年度におけるテーマは「18歳選挙権について」。中央大学法学部が求める資質、姿勢により選抜するのに相応しい設問です。大学ごとの特徴があるので、情報を得ることが重要になってきます。

-(例)中央大学法学部自己推薦入試-

中央大学法学部が求める資質・姿勢
➀自分自身を含めた身近な問題に対する真剣な関心
➁物事を厳密に考え、批判的にとらえる思考
➂健全で強い倫理観、責任感
選考内容(抜粋)
・志望理由書「近年の社会問題の中で関心を持った問題を1つ取り上げる」
・ディスカッション「18歳選挙権について」
③詳しいスケジュールについて教えて!

※2022年度入試のスケジュールです。

総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)の豆知識

実は

大学入学者の50.9%※が
総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)

※2020年度 大学入試(文部科学省の発表より)

今、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)は増えています。特別な入試ではなく、誰にでも可能性がある入試です。

  入試形態別割合(2019年度)

総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)のQ&A

Q1.どうして総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)が増えているの?

文部科学省は、従来の点数主義から脱却し、多面的・総合的評価による人物本位の入試へ大きく舵を切っています。それに伴い、拡大が予想されるのが総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)。たとえば、早稲田大学では総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)の入学者を現行の4割から6割まで引き上げることを発表しています。国立大学協会でも総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)等の定員を2021年度までに30%を目標に拡大することを宣言。

入学方式の割合

もとより広く海外を見渡せば、欧米の大学では総合型選抜入試が主流。また、AIの発達が進む中で、就職において最も重要視されるのは、前時代的な詰め込み型の知識ではなく、主体 性や柔軟性、論理的思考力やコミュニケーション力です。こうした能力は、総合型選抜入試突破の絶対条件。つまり、総合型選抜入試は、もはや特別な入試ではなく、今後の入試のグローバルスタンダードと言えるでしょう。

Q2.評定が悪いと受験できませんか?

悪いから受験できないということはありません。詳しく言うならば、基準に達していない場合は受験できないということです。各大学、学科ごとに基準は様々ですし、評定平均を問わない場合もあります。総合型選抜(AO入試)では面接や小論文などの結果を基に総合的な評価が行われるため、評定平均が低い場合でも、志望大学が定めた受験条件を満たしているのであれば、合格の可能性は大いにあります。評定平均を問 わない場合は積極的に活用するとよいでしょう。